2018-01-01から1年間の記事一覧

初秋の白骨温泉と上高地

今年の盆休みは、自分一人で伊香保に行ったのですが、妻はその間もパートだったことから、9月14日~15日にかけて、松本の白骨温泉と上高地へ一泊旅行と相成りました。 上高地は何度か行っているのですが、妻は2年前に一度だけで、その日が雨が降っていたため…

映画「ザ・シークレットマン」

8月25日(土)、ギンレイホールにてアメリカ映画「ザ・シークレットマン」鑑賞。 時の大統領ニクソンを追いやったウォーターゲート事件の情報をマスコミに提供していたFBI副長官をニーアム・リーソンが演じ、当時の状況を克明に描く。ワシントン・ポス…

映画「ブレス 幸せの呼吸」

8月23日(金)、IHS主催のイギリス映画「ブレス 幸せの呼吸」を試写会にて鑑賞。一般公開は9月とのこと。 仕事も順調で、最高の結婚相手も決まり幸福絶頂のビジネスマンが、あるときポリオに罹患し不幸のどん底に突き落とされる。ポリオは、自己呼吸が…

映画「英国総督最後の家」、「スターリンの葬送狂騒曲」

新宿武蔵野館にて映画二題鑑賞(14日と17日)。いずれも世界史的な興味を引く映画。 「英国総督最後の家」は、1947年、インドがイギリスから独立する直前に、イギリスの総督として独立前の最後の総督としてインドに赴任したマウントバッテン卿とその家族が直…

真夏の旅行記「伊香保温泉」

長い夏休みの唯一のお楽しみ、温泉旅行に一泊で出かけてきました。行先は階段街で有名な群馬の伊香保温泉。伊香保温泉の名前はもちろん知っていたのですが、新宿から高速バスで2.5時間という交通手段が有るとは知らず、今まで目に留めなかったのですが、16日…

ノンフィクション「リーマンショックコンフィデンシャル」

リーマンショック時のアメリカ大手金融会社及び財務省、FRB、ニューヨーク連銀などの対応を克明に描いた「リーマンショック・コンフィデンシャル」上下巻800ページをやっと読了。ニューヨークタイムズの記者アンドリュー・ロス・ソーキンが大手金融会…

映画「ナチュラルウーマン」、「シェイプ・オブ・ウォーター」

長い夏休みの初日、8月11日(土)はギンレイホールにて映画二題鑑賞。 直近では自民党の女性バカ議員が「LGBTは生産性がないので、政策に税金を使うのはおかしい」との雑誌論文があり、批判を浴びています。では生産性とは何でしょうか?認知症になった…

太田愛「天井の葦」

太田愛さんの3部作、「幻夏」、「犯罪」、そして今回読んだ「天井の葦」。いずれも第一級のサスペンスであり、社会に向けてのメッセージでもある小説。「天井の葦」は上下巻、都合800ページに及ぶ大作ですが、その面白さに引き込まれました。 主人公は前…

「よくわかる昭和の戦争」講演会

4日の土曜日は午前中の映画鑑賞の後、目黒区であった講演会に出席。内容は太平洋戦争に関する歴史的な事実に関するもので、大変意義深い内容でした。 最初の登壇者である大学教授の「考古学から見た戦争の起源」は大変に興味深いもの。遺跡などの発掘で発見…

映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」、「ウィンド・リバー」

暑い夏が続いています。コンクリートに囲まれた街中を歩いていると、まさにサウナ風呂状態。こんな熱い日は、映画館か図書館が絶好の避難場所。週末は避難生活が続きました。 4日の土曜日は新宿武蔵野館でドイツ映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」鑑賞。ドイ…

ドキュメンタリー映画「fatherカンボジアへ幸せを届けたゴッちゃん神父の物語」

7月28日(土)、ギンレイホールでの映画鑑賞に続き、上智大学でドキュメンタリー映画鑑賞。 カトリック神父となり、インドシナ紛争での犠牲者であるカンボジア難民を養子にし、さらにカンボジアに学校を19校も作った後藤文雄神父の活動を追ったドキュメンタ…

映画「しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス」、「グレーテスト・ショーマン」

7月28日(土)はギンレイホールにて映画二題鑑賞。 「しあわせの絵の具 愛を描く人モード・ルイス」は、カナダの画家モード・ルイスの伝記映画。一般的には有名ではなく、もちろん私も知りませんでしたが、カナダの田舎の一軒家からたくさんの素朴な風景画などを描…

井口俊英「告白」

1995年に発覚した大和銀行ニューヨーク支店の巨額損失事件は、大和銀行のアメリカからの撤退と巨額制裁金の支払い、そして銀行再編の波に飲み込まれていく端緒となった事件。 この事件の主役が、本書の著者井口俊英氏。彼は10年以上にわたってアメリカ国債取…

映画「15時17分、パリ行き」、「スリー・ビルボード」

15日、日曜日はギンレイ・ホールにて映画二題鑑賞。 クリント・イーストウッド監督の「15時17分、パリ行き」は、2015年8月に発生した高速鉄道でのテロ事件を、イーストウッド監督が実写化したもの。結論から言うと、飛行機事故を扱った「ハドソン川の奇跡」…

柚木裕子「慈雨」

「孤狼の血」、「盤上の向日葵」など、話題作を発表し、脂の乗り切っている女流作家、柚木裕子さん。「慈雨」は、地味な作品ですが、読みやすい小説でした。 群馬県警を退職した刑事が、自分がかかわった事件の被害者に祈りをささげるために、妻と四国88カ…

連城三紀彦レジェンド

当代の売れっ子ミステリー作家、綾辻行人、伊坂幸太郎、小野不由美、米澤穂積の四氏が、連城三紀彦の短編ミステリー6篇を選んだ短編集。久しぶりの連城作品に改めてため息が出ました。 私自身は収録された作品のうち「依子の日記」、「桔梗の宿」、「親愛な…

2018年夏の東北・信州温泉旅行

6月30日(土)から7月3日(火)にかけて、3泊4日の温泉旅行に妻と一緒に行ってきました。大人の休日倶楽部のお得な切符を利用した旅行ですが、もうかれこれ10年間も、ほぼ欠かさずに出かけていることになります。この間、最初は一人で主に秘湯の宿を目当てに…

映画「ファントム・スレッド」、「第二警備隊」

土日の週末は映画二題鑑賞。いずれも新宿武蔵野館にて。武蔵野館を運営する武蔵野興業は、売り上げは少ないものの東証二部上場で、映画と不動産賃貸、自動車教習所などを運営。新宿東口駅前の好立地で便利で、かつ名画の小品のロードショー館のため、昔から…

ドキュメンタリー映画「日本と再生」

弁護士の河合弘之氏は、反原発訴訟を数多く手がけ、負け続けた経験を持つ方ですが、3.11以降は3件の地裁で運転差し止め訴訟に勝訴し(その後2件は高裁で敗訴)、流れが変わってきたと言います。 そんな河合氏が3.11後に作った「日本と原発」、その…

映画「勝手にふるえてろ」

6月17日(日)、ギンレイホールにて日本映画「勝手にふるえてろ」鑑賞。 こちらも現在売出し中の女優、松岡茉優を主役に迎え、若い女性の恋愛模様を描いた作品。ギンレイホールは年間パスポート発行の映画館で、サンデー毎日のご高齢の観客が多いのですが…

映画「空飛ぶタイヤ」

6月16日(金)、新宿HOHOにて池井戸潤作品の映画「空飛ぶタイヤ」鑑賞。池井戸作品は勧善懲悪タイプのわかりやすいストーリーであり、映画やドラマに引っ張りだこ。この作品もすでにNHKが中村トオル主演でドラマ化して、私も小説・ドラマとも読んで観ても…

袴田事件再審請求棄却と高裁の保守主義

歴史的な米朝首脳会談が始まりました。先ほど午前10時に両首脳が対面し、今は会談中です。いずれも一般的な常識が通じないような方々。会談が成功し、朝鮮戦争の終結と朝鮮半島の完全なる非核化が進むことを祈りたいと思います。この件は再度結果を見てコ…

シンポジウム「日本の『共犯者たち』は誰だ?-権力とメディアの関係を問う」

昨日6月10日(日)、立教大学にてシンポジウム「日本の『共犯者たち』は誰だ?-権力とメディアの関係を問う」に出席。先々週の目黒区民センターのシンポジウムにしろ、今回のシンポジウムにしろ、大変な盛況でした。これだけ反安倍政権の根強い支持があるの…

映画「ロング、ロングバケーション」、「ローズの秘密の頁」

6月2日(土)は、飯田橋ギンレイホールにて映画鑑賞。 アメリカ映画「ロング、ロングバケーション」はそれぞれに病を抱える老夫婦がキャンピングカーで旅をするロードムービー。演じるのはヘレン・ミレンとドナルド・サザーランド。 ヘレン・ミレン演じる奥…

冤罪の作られ方

水俣病から始まって、地下鉄サリン事件、松本サリン事件と河野さん冤罪事件と続き、今は主に冤罪に関する書籍を読んでいます。ブログに一冊一冊書けばよかったのですが、書かずじまいでした。そこでまとめて今回、冤罪に関してその類型を書きたいと思います…

シンポジウム「なぜ隠すのか、問われるメディアの力」

5月27日(日)、目黒区民センターにて「なぜ隠すのか、問われるメディアの力」シンポジウムに参加しました。会場は目黒区民センターの約300席のホールでしたが、参加者は400名以上との報告が最後にありました。シンポジストはTBSのキャスターだったジャー…

行政裁判判決

2014年2月に私が住む地域で事業決定された都市計画の事業認可取消訴訟を提起し、本日その判決がありました。32名の原告と多くの支援者が4年以上にわたり訴訟対応をしてまいりましたが、残念ながら敗訴となりました。裁判の原告となること(もちろん被告にな…

映画「孤老の血」

5月20日(日)は、午前中新宿バルトナインにて日本映画「孤老の血」鑑賞。 原作は私の好きな柚木裕子で、半年ほど前に読んでいましたが、これまでの柚木作品にはない、広島を舞台にした暴力描写満載の小説でした。柚木さんは、実は「仁義なき戦い」などの…

映画「はじまりのボーイミーツガール」

5月19日(土)、ギンレイホールにてフランス映画「はじまりのボーイミーツガール 」鑑賞。 12歳なので、日本でいえば小学校の6年生ぐらいの少年・少女の淡い恋物語。 ビクトールは成績の悪い12歳の少年。クラスで一番成績がよく、きれいな少女に恋を…

映画「名もなき野良犬の輪舞」

韓国映画「名もなき野良犬の輪舞」を5月13日(日)新宿武蔵野館で鑑賞。韓国映画というと、シネマート新宿が老舗で、韓国映画ファンとしてシネマート新宿に通い続けていますが、久しぶりに武蔵野館での韓国映画。武蔵野興業の株主優待券を利用して鑑賞し…