2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

白石一文「快挙」

直木賞作家、白石一文作品「快挙」読了。何となく既読感があり、もしかしたら前に読んでいる可能性があるのですが、当ブログには記載がなかったので、感想を書きます。 主人公の俊彦と妻みすみの出会いから中年に差し掛かるまでの紆余曲折を描き、大変読みや…

映画「ギフテッド」

アメリカ映画「ギフテッド」をTOHOシネマ新宿で鑑賞。 数学の天才少女の養育権を巡って、一緒に住む叔父と祖母が法廷で争うというヒューマンドラマ。 祖母と母から数学の才能を受け継いだかわいい12歳の少女を巡り、その才能を伸ばすために資力のある祖…

愛猫ゆり子の死

我が家の愛猫、推定年齢18歳のゆり子が本日午前8:45分に亡くなりました。1歳ごろに我が家の飼い猫となり、17年間、家族として過ごしてきた最愛のペットでした。 我が家には、野良猫も含めて最大7匹の猫がいたことがあり、猫屋敷のような状態もありまし…

格差と貧困について

19日の日曜日に、麻布にある国際文化会館において、格差と貧困~アメリカの事情に関する実地調査をした朝日新聞と読売新聞の女性記者の調査報告と大学教授の見解などを聞くシンポジウムがあり、参加しました。 家計において、夫婦と子供二人のモデル家庭で…

映画「八重子のハミング」、「人生フルーツ」

本日はギンレイホールにて映画二題鑑賞。 「八重子のハミング」は50歳ぐらいで若年性アルツハイマーになった妻を介護する旦那と家族の物語。旦那さんを升毅、妻を高橋洋子が演じ、どちらも地味ながら夫婦役を好演。 旦那さんが度重なるがんで3度も入院を…

唯川恵「途方もなく霧は流れる」

唯川恵「途方もなく霧は流れる」読了。唯川作品では珍しい、中年男性を主人公にした作品。大手航空会社(これはすぐに日本航空と分かりまっすが)の経営が破たんしてリストラされた50歳の、しかも離婚して独り身の中年男性が、父親が作った軽井沢の別荘に…

佐藤正午「身の上話」

先日直木賞と受賞した佐藤省吾さんの「身の上話」読了。宝くじで2億円当たったミチルが遭遇する殺人の身の上話、そのミチルと結婚することになるバスの運転手の身の上話など、普通でない出来事を隠すことになる人たちの話が盛り込まれていますが、ミステリ…

大学での講演記録

昨日土曜日は、明治大学和泉校舎と立教大学をはしごして3つの講演を聴講。 明治大学では「イスラームを問い直す」聴講。ISの実態とISが及ぼした、あるいは今後及ぼすであろう影響を同大の准教授が熱っぽく語ってくれました。 ISの占領地域は確かに狭…

柚月裕子「合理的にあり得ない」

私の好きな柚月裕子の作品「合理的にあり得ない」読了。 弁護士資格をとある事件の罠にはまりなくした上水流涼子を主人公とした短編シリーズもの。 確率的にあり得ない、合理的にあり得ない、戦術的にあり得ない、心情的にあり得ない、心理的にあり得ない、…

映画「MASTER」、「密偵」

本日は韓国映画二題、「MASTER」と「密偵」を鑑賞。いずれも骨のあるサスペンスで韓国映画の実力をいかんなく発揮していました。 「MASTER」は、アイリスでおなじみのイ・ミョンボンがマルチ商法で投資家をだます悪役を演じ、それを追跡する警察…

映画「ラストレシピ」「カフェ・ソサイティ」

この3連休は大学祭を始め、文化祭オンパレード。我が家の周辺にも明治大学和泉校舎の明大祭、日大文理学部の桜麗祭があり、毎年足を運ぶのですが、今年はついうっかりしました。本日上北沢の図書館に本を返しに行ったのですが、図書館のある区民センターで…