2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イラク映画「バビロンの陽光」

本日、下高井戸シネマにて、イラク映画「バビロンの陽光」観賞。私としては多分イラク映画は初めての観賞。ただし、純粋なイラク映画ではないようですが。 サダム・フセイン降服3週間後、12年前に出征して消息のない息子を探しに旅に出た老母と孫のロードム…

宮部みゆき「スナーク狩り」

本当に久々の宮部みゆき作品の読書。「スナーク狩り」は子供が小さいときに離婚した織口が、離婚した妻と娘を殺され、犯人の若いアベックに復讐を図るという大筋をメインに、織口に関わった人々を絡めて描いたロードムービーならぬロード小説。 男に裏切られ…

北村薫「鷺と雪」

北村薫の直木賞受賞作「鷺と雪」読了。表題作含む三作の連作小説。 高等女学校を卒業間じかの華族のお嬢様である「私」=花村英子を主人公に、太平洋戦争前の東京の上流階級の暮らしがよく分かるような描写が多く出てきます。 華族の序列、「公侯伯子男」の…

映画「冷たい熱帯魚」

先週の土曜日、映画「冷たい熱帯魚」観賞。前にテアトル新宿でロードショー公開されていて、見たかったのですが、三軒茶屋に運よく来ました。 とにかく映像はグロテスク。俳優でんでんが演じる大きな熱帯魚店の店主の残酷さ、小さな熱帯魚点の、いかにも小市…

佐々木譲「廃墟に乞う」、道尾修介「月と蟹」

久しぶりにブログ。何故こんなに書かなくなってしまったのか?最近ニコ動に凝っているせいかも。 本も読んでいないわけではなく、東北旅行時にも読んでいますが、何を読んだか思い出せない状態。なんとも、物忘れが甚だしい昨今です。 タイトルの本を読む前…