2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

黒田福美「夢のあとさき-帰郷祈願碑とわたし-」

韓国通で知られる女優の黒田福美さん著「夢のあとさき-帰郷祈願碑とわたし-」読了。黒田さんとは、たまたまFacebookのお友達になっていて、メールで投稿のお知らせがあり開いてみると、何とあの杉田水脈議員とNETで対話しているのを見たから。かねて韓国通…

映画「夕陽のあと」

11月24日(日)は、新宿のシネマカリテにて日本映画「夕陽のあと」鑑賞。 鹿児島県北西の海に浮かぶ島の町、長島町を舞台に、里親として8年間里子を育てた夫婦の前に、産んだばかりの子供を、相手の男のDVと貧困で捨てざるを得なかった生みに母が現れ、二…

「桜を見る会」改め「芸能人を見る会」

総理主催の「桜を見る会」の実態が暴かれ、来年は中止と相成りました。 ユーチューブで会の様子が撮影されており、それを拝見したのですが、あんな会に行って面白いのか?と思うのは私だけでしょうか。功績・功労があった方普通はそのお顔もなかなかメディア…

佐野眞一「別海から来た女」

ノンフィクション作家の佐野眞一氏著「別海から来た女」読了。「別海」とは、平成20年ごろに大きな話題となった中高年男性から大金をだまし取り、揚句は3名の男性を殺害したという「首都圏連続不審死事件」の犯人として死刑判決(2017年最高裁で確定)を受…

宮部みゆき「刑事の子」

宮部みゆきさんがバブル絶頂期の1990年ごろに書いた作品「刑事の子」読了。ただし、当時の題名は「東京殺人暮色」、更に1994年にも「東京下町(ウォーターフトント)殺人暮色」に改題され、2011年再び「刑事の子」として世に出た作品。内容は全く同じとのこ…

「桜を見る会」の醜聞

12月8日の衆議院予算委員で共産党の田村智子議員が、首相主催の新宿御苑での「桜を見る会」について鋭い質問をしました。これに対して、安倍総理以下、羽生田門下大臣、内閣官房の官房長はたじたじの答弁。久しぶりの痛快な質疑を国会中継録画で見させていた…

諸田玲子「氷葬」

初めて読む作家、諸田玲子さんの「氷葬」読了。恥ずかしながら、作家名も知らなかったのですが、時代小説ではかなり有名な方のようで、たくさんの作品があります。 今回はたまたま図書館で出にとった「氷葬」を読んだのですが、時代劇ミステリーとしての趣が…

映画「国家が破産するとき」

11月9日(土)、シネマート新宿にて韓国映画「国家が破産するとき」観賞。 1997年の韓国通貨危機をもとに、かなりのフィクションを盛り込んだ興味ある作品。 民主化してまだ10年もたっていない当時の韓国ですが、表面上は経済成長著しく、OECD加盟を果た…

宮部みゆき「地下街の雨」

久しぶりに読む宮部みゆき作品。「地下街の雨」表題作ほか全7編の短編集。宮部さんの作品は超長編が多くなかなか手に取らなかったのですが、文庫本があったので図書館で借りて読んだ次第。さすがに短篇でもいい味の作品があります。 最も印象に残ったのが「…

間川清「裁判官・非常識な判決48選」

弁護士である間川清氏著「裁判官・非常識な判決48選」読了。これを読むきっかけは、自分の娘を性的虐待していた愛知県の事件で、なんと無罪判決が出て、これを契機にした女性虐待に関するシンポジウムに参加した時に知った「青い鳥裁判」を知ったこと。娘…

映画「芳華」「僕たちは希望という名の列車に乗った」

本日はギンレイホールにて映画二題鑑賞。 中国映画「芳華ーYouth」は、文革後期から中越戦争、そして改革開放がなった1990年代までの中国を舞台に、軍の歌劇団に入団した主人公の女性を中心に、男女の団員たちの半生を描くドラマ。 主人公のシャオピンは、農…