2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

和田静香「選挙活動ビラ配りからやってみた」

相撲・音楽ライターの肩書を持ち、直近では「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた」という著作が評判になった和田静香さんが、「時給はいつも・・・」で聞いた国会議員である小川淳也さんの前回衆議院選の工事から投票日ま…

ドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」

本日2022.07.26(金)、新宿ピカデリーにてドキュメンタリー映画「ナワリヌイ」鑑賞。 ナワリヌイ氏は、ロシアのプーチン政権を勇気をもって批判してきた弁護士で政治家。ロシアでは、プーチンを批判する有力な政治家やジャーナリストは、何故かほとんどが暗…

下村敦史「緑の窓口」

下村敦史さんと言えば本格ミステリー作家と私は思っていたが、本作「緑の窓口」は、ミステリー要素は若干あるものの、樹木を題材にした一風変わった作品まで書くとは驚き。しかもそれが中途半端どころか、本格的の面白いのだから、下村さんの作家としての幅…

柚月裕子「明日の君へ」

柚月裕子作品を読むのも久しぶり。最近はやくざの広島抗争を描いた作品が話題ですが、私はやっぱり検事や家裁調査官などを主人公とした人間ドラマが大好き。そんな柚月作品で読んでいなかった一作が「明日の君へ」で、柚月作品らしい感動作でした。 主人公は…

安倍元首相暗殺事件と国葬

2022年7月8日(金)、奈良市で参議員選の応援演説中、銃撃され亡くなった安倍元首相については、彼が改憲論者であり、戦前回帰的な思想を持っていたとしても、むごたらしい犯罪事件であり、容疑者にどんな理由があるにせよ、決して許されるものではない。ご…

中山七里「能面検事の奮迅」

中山先生の能面検事シリーズ第二弾が遂に登場。題して「能面検事の奮迅」。 大阪地検の不破検事を主人公に、森友学園の土地売却や公文書改竄問題をヒントにしたのが見え見えの作品。 不破は最初はこの事件に関わることを拒否するが、東京地検のかつての上司…

中山七里「人面瘡探偵」

「境界線」に続く中山七里作品読書は、「人面瘡探偵」。 本作の主人公は相続鑑定士の三津木六兵さん。ちなみに相続鑑定士という資格はないものの、相続診断士という資格は実際にあります。国家資格ではありませんが、相続診断協会という一般社団法人が行う民…

映画「ハウス・オブ・グッチ」

リドリー・スコット監督が、イタリアブランドのグッチで実際にあった事件をベースに撮ったアメリカ映画「ハウス・オブ・グッチ」をギンレイホールにて鑑賞。 ブランドには全く興味もなく知識もないため、グッチがどれだけのブランドなのかはよく知りませんが…

二つの死

2022.07.08(金)は、永遠に国民に記憶の残る日になってしまった。安倍元首相が参議院選候補者の応援のために訪れていた奈良市で、41歳の元海上自衛隊員の凶弾に倒れ死亡した事件が発生。7.08元首相銃撃事件として、歴史の一ページに加えられるのではないか…

中山七里「境界線」

久しぶりの中山七里作品「境界線」読了。傑作「護られなかった者たちへ」では、東日本大震災で生活に困窮した弱者に対する厳しい生活保護行政の問題点を浮き彫りにした中山先生の、大震災をテーマにした第二作目の作品。主人公は前作にも出てきた宮城県警の…

伊岡瞬「明日の雨は。」

伊岡瞬の連作短編作品「明日の雨は。」読了。第一話「ミスファイア」から第六話「グッバイ・ジャングル」までの連作で、主人公は公立小学校の非常勤の音楽教師、森島巧。 育児休業になった女性音楽教師の臨時として赴任した23歳の森島巧先生が、非常勤ながら…

真保裕一「おまえの罪を自白しろ」

真保裕一氏の推理小説「おまえの罪を自白しろ」読了。真保作品は何年振りか、記憶もない有様だが、2019年とまだ新しい作品を選んで読み終わる。 「おまえの罪を自白しろ」とは、有力国会議員の孫を誘拐して、身代金ではなく、その国会議員に過去に犯した罪を…

映画「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」「スイング・ステート」

ギンレイホールにて映画二大鑑賞。 アメリカ映画「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」は、アメリカの巨大化学企業「デュポン」が、テフロンを作成する過程で発生する有害物質を川に流したり、地中に埋めていたことから、近隣住民や家畜に多大な被害…