2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

辻村深月「ツナグ」

辻村深月「ツナグ」を読了。辻村作品は初めて。 生者と死者をそれぞれ一回だけ会わせることができる使者=ツナグ役割を持つ青年、歩美。彼が間を取り持つ様々な死者と生者の物語が綴られます。親と子、親友、アイドルとファンなど。そこにはそれぞれが抱えて…

映画「恋人たち」

日本映画「恋人たち」をギンレイホールにて鑑賞。キネマ旬報ベストワンとなった作品ながらも、yahooレビューなどを見ると、救いのない暗い映画という印象があり、見に行くかどうか迷ったのですが、いざ観てみると、これもまた眠気を催さない、拾いもの…

翔田寛「真犯人」

最近、読書量が減っており、焦っている次第。どの作品もとっつきが悪く、頭に入らないのが原因。余も安い本を選んでいるのですが、頭の老化が相当進んでいる模様。 翔田寛「真犯人」は読みやすく何とか読了できました。 昭和49年におきた5歳児の誘拐殺人事…

映画「母よ」、「ロブスター」

昨日は新宿シネマカリテにて「イタリア映画「母よ」鑑賞。中年ながらかなり美人の主演女優、マルゲリータ・ブイが女流映画監督として現場で苦労し、一方では愛する母親の介護で病院に通う日々をつづりますが、主題がいまひとつピンときませんでした。年老い…

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

先週の日曜日に地元下高井戸シネマにて「黄金のアデーレ 名画の帰還」鑑賞。 大体映画を観ていると眠気が襲ってきてしまうのですが、面白い映画というのは眠気も襲ってこないもの。この映画はそんな貴重な作品の一つ。 ナチスがオーストリアを併合する直前あ…

映画「杉原千畝」

日本映画「杉原千畝」を地元下高井戸シネマで鑑賞。下高井戸シネマは、1スクリーンですが、1日に違った4本の映画を上映するという変った映画館。100席程度の小さな映画館ですが、そんな工夫を凝らして、結構お客さんが入っています。 杉原千畝は戦前の…