2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「パリの調香師 幸せの香りを探して」

4月24日(土)、ギンレイホールにてフランス映画「パリの調香師 幸せの香りを探して」鑑賞。あまり期待していなかった分、退屈することなく鑑賞できる、希少価値のある映画でした。 運転手派遣会社に勤務する男が派遣された先が、かつて有名ブランドのヒット…

中山七里「ネメシスの使者」

中山先生が刑事司法制度問題、特に重罪事件の犯罪加害者・被害者家族がその判決で苦悩する姿を描いた作品「ネメシスの使者」読了。 死刑制度の賛否については、日本では圧倒的に制度存続賛成派が80%と言われるほど、世界の他国とはかけ離れ、当分死刑制度廃…

東野圭吾「11文字の殺人」

久しぶりに東野圭吾作品「11文字の殺人」読了。東北旅行中の列車移動中の読書には、軽くて読みやすいものがよいだろうと思い図書館で借りた文庫本でしたが、東野作品としては駄作の部類に入る、何の感動も面白みもない作品。しかし、驚くことに1990年の第一…

東北3県の温泉と桜巡り旅

4月16日~19日の3泊4日で東北の青森・秋田・岩手の温泉と城跡公園の桜巡りを楽しみました。新型コロナのまん延防止等特別措置期間中の東京からの脱出に非難がある向きもありますが、どちらかというと日本の中で時は極めて感染者数が少ない東北3県。宮城県は…

中山七里「おやすみラフマニノフ」

中山先生の岬洋介シリーズの一作「おやすみラフマニノフ」読了。 ロシアの作曲家ラフマニノフの最高傑作と言われる協奏曲第2番の演奏を最後のハイライトとする本作もまた、クラシック音楽への中山先生の造詣が思う存分に発揮された作品。ミステリーは、誰が…

中山七里「作家刑事毒島」

中山先生の毒島刑事シリーズ「作家刑事毒島」読了。警視庁刑事だった毒島は、取り調べ中に容疑者が死亡したことの責任を取り警察を退職し、売れっ子作家に転身する。しかし、その犯人検挙率を買われて刑事の技能指導員になり、非常勤で警察職員を兼務してい…

映画「あのこは貴族」

日本映画「あのこは貴族」を4月11日(日)、武蔵野館で鑑賞。 日本には現在貴族制度はありませんが、格差社会は急速に進行して、コロナ禍になって更に格差が広がっていると言われる。この映画はコロナ禍以前の撮影なのですが、冒頭の上級一族の元旦の食事場…

中山七里「ヒポクラテスの試練」

中山七里のヒポクラテスシリーズ第三弾、「ヒポクラテスの試練」読了。シリーズ物は登場人物のキャラクターがわかっているので、すいすい読める利点があります。今週月曜日に図書館で借りた二冊、「合唱」と本作はいずれもシリーズものであることから、3泊4…

映画「パピチャ 未来へのランウェイ」「ニューヨーク 親切なロシア料理店」

4月3日(土)、ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 日本のジェンダーフリー度が150か国中120位という記事が出て、男女差別状況が依然改善されていないことが話題になっています。特に政治、経済分野でのギャップが大きく順位を下げているようですが、五輪関係…

中山七里「合唱」

中山七里の岬洋介シリーズ第3弾、「合唱 岬洋介の帰還」を一日で読了。「もう一度ベートーヴェン」の続編の趣のある作品で、本作はミステリー中心。従ってピアノ演奏の詳細な場面ば出てきません。 続編たる所以は、前作の語り人である天生検事が被告人となっ…

韓流ドラマ「モンスター」

Netflixにて韓流ドラマ「モンスター」鑑賞。何と全50話という長丁場ながら、見だすとすぐに次の回を観たくなるのは中毒のようなもの。「愛の不時着」以来、韓流ドラマにはまってしまったがために、どれだけ時間を損しているか?一面では反省中。 本作は一階…

中山七里「もういちどベートーヴェン」

中山七里先生のベートーヴェンシリーズ第二弾、「もういちどベートーヴェン」読了。前作の「どこかでベートーヴェン」は、高校の学園ものでしたが、前作でピアニストになることを諦めた岬洋介が司法試験に合格し、司法実習を受けるなかで一件の殺人事件の謎…

中山七里「どこかでベートーヴェン」

中山七里作、岬洋介主演の学園ものミステリー「どこかでベートーヴェン」読了。中山先生はよっぽどクラシック音楽に造詣が深いのか、岬洋介が演奏するピアノのすばらしさを、これでもかこれでもかと実況中継してくれますが、この演奏中継部分はほとんど私の…