2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「グレース・オブ・ゴット」「パブリック 図書館の奇跡」

11月28日(土)はギンレイホールにて映画二題鑑賞。 「グレース・オブ・ゴット」は、フランスのカトリック教会で起きた神父による児童虐待問題をテーマとしたドラマ。ある一人の児童性愛者の神父に少年時代性的虐待を受け、その後遺症に悩む人々が声を上げ、…

馳星周「ソウルメイト」

馳星周は直近の直木賞受賞者で、その作品が「少年と犬」。ご本人も北海道で犬を飼っていらっしゃって、相当犬がお好きなようです。「少年と犬」は未読なのですが、本作「ソウルメイト」は、もしかしたら「少年と犬」の先駆け的作品であったのかもと想像しま…

映画「海の上のピアニスト」

「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督として有名なジュゼッペ・トルナトーレが1998年に作ったイタリア映画「海の上のピアニスト」を下高井戸シネマで23日鑑賞。 1900年に大西洋航路の豪華客船内で生まれ、船内に捨て置かれたことから、1900(ナインティーン…

諸田玲子「其の一日」

諸田玲子作品は「氷葬」に次いで二冊目。本作「其の一日」は連作短編が4作からなり、連作の主題は、主人公たちにとっての重要な「一日」をめぐる話で構成されるもの。 「立つ鳥」、「蛙」、「小の虫」、「釜中の魚」の4篇から構成されますが、ここでは「釜中…

岩瀬達哉「われ万死に値す ドキュメント竹下登」

今の菅首相のアピールポイントは、「雪深い秋田の農家に生まれ、集団就職同然の形で東京に出て、働きながら大学へ行き、たまたま縁あって国会議員の秘書になり、市議から地盤・看板・鞄のない中で衆議院議員になった」である。歴代自民党政権で、こうした非…

韓流ドラマ「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」

「シグナル」で硬派の女性刑事を演じたキム・ヘス主演の韓流ドラマ「ハイエナ-弁護士たちの生存ゲーム-」全16話をNetflixにて鑑賞。 どん底の少女時代を過ごし、苦学して弁護士になり、勝つためには何でもやるという女弁護士役をキム・ヘスが演じ、反対に…

映画「はちどり」「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

11月14日(土)はギンレイホールにて映画鑑賞。 韓国映画「はちどり」は、ソウル大橋が崩落し、韓国社会のひずみが世界的に話題となった頃を舞台とした、一人の少女の鬱屈した日々を描いた作品。漢文塾で出会った女性講師に影響を受け成長するのですが、その…

柚月裕子「検事の信義」

柚月裕子さんの佐方検事シリーズ最新作「検事の信義」読了。前三作とも佐方検事の真実を追求する姿を描く短編集ですが、本作も同じパターン。検察組織という枠の中で、実際には、このような正義感溢れる検事さんがいるのか、自ら調査して事件の真相を掘り下…

映画「マザー」

Netflixにて、日本映画「マザー」鑑賞。映画を観て第一に感じたのは、人気女優の長澤まさみが、よくこんな汚れ役を引き受けたものだ、でした。離婚してシングルマザーで一人息子を育てるものの、働くことがなく、息子を学校にもやらず、ヒモのような男と同棲…

清水潔「南京事件」を調査せよ

清水さんは、FOCUSで桶川ストーカー殺人事件を調査し、日本テレビに移籍してから足利事件を追い、その優れた調査報道が高く評価されてきたのですが、本書は日本でも諸説飛びかう「南京事件」の真実を追ったテレビ報道を書籍したもの。 「南京大虐殺」は本当…

韓国ドラマ「君の声が聞こえる」

またまた韓流ドラマに埋没。全18話の長丁場ながら1週間で「君の声が聞こえる」鑑賞。ある殺人事件を目撃した少女が成長して弁護士になり、その殺人事件に巻き込まれそうになった少年が青年となって彼女の前に現れ、二人が殺人犯からの恐怖を受けながら、歳の…

毎日新聞新潟支局編「新潟少女監禁事件 - 空白の九年二カ月」

新潟県三条市で1990年11月に発生した少女誘拐事件、この事件が解決したのが約10年後の2000年1月、なんと少女は9年8か月の長きにわたり、誘拐犯に監禁されていたというショッキングな事件でした。本書は、毎日新聞の取材班がこの異常な事件と、それに派生して…

韓流ドラマ「シグナル」

韓流ドラマに凝り固まっている今日この頃。「愛の不時着」を皮切りに、「梨泰院クラス」、「ミスティ」ときて、今回は「シグナル」を一気見。韓国ドラマの1クールは16回、しかもCMなしで1時間~1.5時間の長さがあり、かなりの時間を要しますが、それでも、そ…

清水潔「遺言 桶川ストーカー殺人事件の真相」

清水潔さんが、まだFOCUS時代に出会った「桶川ストーカー殺人事件」を、写真週刊誌記者として徹底取材し、犯人を特定すると同時に、警察組織の陰謀を赤裸々にした本書。 桶川ストーカー事件については、鳥越俊太郎氏の著書などでも描かれていますが、本書が…

映画「薬の神じゃない!」

11月2日(月)は、日曜日と文化の日の間のすき間日。休暇をもらってゆっくり過ごすことに。 午前中は新宿武蔵野館で中国映画「薬の神じゃない!」鑑賞。Yahooレビューでも高得点で、久しぶりに期待して鑑賞し、期待を裏切らない面白さでありました。 上海で…

映画「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」「カセットテープ・ダイアリーズ」

10月31日(土)、ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」は、途中居眠りをしたため、ストーリーがほとんど理解できず。私はてっきりドノヴァンが実在して俳優で、その電気的映画だと思ったのですが、後で映画解説を見ると、ど…