2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

重松清「きみの友だち」

重松清の「きみの友だち」が映画化され、7月から公開されるとの情報があったため、久しぶりに再読しました。やっぱり泣いてしまいました。 この小説は交通事故で足を怪我して、松葉杖が放せなくなった恵美ちゃんと、身体の弱い由香ちゃんのコンビ、そして恵…

石田衣良「眠れぬ真珠」

先週の「夜を守る」に引き続いて、石田衣良の「眠れぬ真珠」を読む。45歳の中年女性版画家が17歳年下の青年と恋に落ち、情熱的なときを過ごす話。主人公の女性は年上が故に最初は青年に引け目を感じるものの、女の性を正直にさらけ出す。そして青年もそれを…

奥田英朗「家日和」

久しぶりの奥田作品「家日和」読了。軽妙な短編ユーモア作品集。 「サニーデイ」はインターネットオークションでささやかな生きがいを得た主婦の話。調子に乗って旦那さんの大事なものをオークションに出してしまって・・・ 「ここが青山」36歳のサラリー…

映画「アフタースクール」

雨の日曜日。午後からはやむという天気予報ですが、午前中の時間が余ったので、また新宿で映画鑑賞。 ネットのレビューでかなり評判がよい作品ということで「アフタースクール」鑑賞。 すっかり騙されましたが、ユーモアセンスたっぷりのなかなかの作品。見…

異動の季節

会社勤めには異動がつきもの。去年の今頃は異動が確実ということで覚悟し、予想通り遠距離通勤が伴う異動に。そしてまた今年、通常では可能性は少ないのですが、何やら変な予感が? 来週早々には結論が出ますが、首を洗って待っていたほうがいいかもしれませ…

映画「チャーリーズウィルソンズウォー」

金曜映画の日、「チャーリーウィルソンズウォー」鑑賞。トム・ハンクスがとぼけた味の下院議員、ジュリア・ロバーツはガリのおばさんで登場。宣伝文句の「信じられない話」の意味が分からないような映画でした。 兎に角、共産主義は悪、アメリカは善を真正面…

石田衣良「夜を守る」

久しぶりの石田衣良作品「夜を守る」読了。上野アメ横界隈をパトロールするボランティア自警団の数々のエピソード。石田衣良というと池袋ですが、最近は秋葉原や上野の下町も出てきます。「4YEEN」では月島あたりでしたが。 あるきっかけで上野の街のガ…

日本も危ない

中国四川省大地震の被害は、大きくなる一方の様相。480万人が避難所暮らしというから、並大抵の規模ではありません。阪神大震災の死者が確か6千人強。規模からいって10倍以上の被害が出てもおかしくはないでしょう。 さて、日本の首都圏で阪神大震災級の…

話題作「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」鑑賞

この春の最大の話題作?「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」を鑑賞。150分近い大作で、作品自体の評価もかなり高いので期待して渋谷の映画館へ。10:15からの上映ということ、また作品自体がかなり地味なこともあり、かんないはがらがら。しかし、ダニエル・…

東野圭吾「黒笑小説」

東野圭吾の短編集「黒笑小説」読了。題名の通り、ブラックユーモアたっぷりの作品集。 東野自身が直木賞に6回ノミネートされ、ことごとく落選し、ようやく7回目で射止めましたが、この短編は直木賞をとる前の作品で、「もう一つの助走」、「過去の人」、「…

浅田次郎「月島慕情」

久しぶりに浅田節を堪能。表題作含め全7編の短編集ですが、どれ一つとっても浅田次郎らしい情感がこもった作品ばかり。まさに百点満点の読み応えでした。 「月島慕情」12歳で吉原に売られてきたミノは器量よしで、置屋のNO.1に。でも歳は30歳を過ぎ、旦那に…

中国を襲う惨事

チベット騒動で世界中から非難されていたと思ったら、今度はそのチベットの近くで大地震。今日の夕刊が伝える死者が8,000名強。おそらくこの数字の数倍はいくであろう大惨事となりそうです。 四川省は中国でも貧しい地域。おそらくは北京オリンピックの恩恵…

荻原浩「さよなら、そしてこんにちは」

荻原浩の短編集。表題作ほか6編収録。そこにあるのはちょっとした人間の機微とユーモア。私が気に入ったのは[ビューティフルライフ」と「長命寺のクリスマス」。 「ビューティフルライフ」は、会社をリストラされた父親が農業をするため田舎に引っ越した話…

寒い一日

昨日、今日と肌寒い週末。ゴールデンウィークはあんなに暑かったのに。雨も降っていたのでなかなか外にも出かけられない日曜日でしたが、何とか午後は雨もやんだので、歩いて仙川のスーパー銭湯へ。いい汗を掻いて、いいお風呂に入って、何も無い日曜日でし…

森絵都「風に舞いあがるビニールシート」

森絵都作品は「永遠の出口」以来2作目。表題作を含め6作の短編集。いずれも味わいのある作品でした。「犬の散歩」はボランティアで捨て犬を一時預かりする主婦の話。犬の世話があるためにスナックで働き出したというストーリーはちょっと不自然に感じたの…

重松清「流星ワゴン」

重松清の「流星ワゴン」読了。東北旅行に持参して読んだ本で、電車に乗る時間が長かったので、ずいぶん読めました。 妻に浮気され、息子は引きこもり、おまけにリストラにあった最悪の境遇にある男が、死を覚悟していたところに現れた一台のワゴン車オデッゼ…

眠い一日

久しぶりの会社ということで、しかもいつもより朝が早かったものですから、昨晩プレッシャーでよく眠れず、今日は一日寝不足で頭がボーとしていました。 不眠症ではないのですが、おなかが冷えたのでしょうか、夜中にトイレにばかり行ってました。 久しぶり…

長い宴の終わり

ゴールデンウィークの長い休みが終わりました。会社には4月28日に行って以来なので、明日は9日ぶりの会社出勤。8日間、ゴルフで1日、東北旅行で3日、都内の近場で4日の長い宴?があっという間に過ぎ去りました。 私もかつては連休でも家でぶらぶらするこ…

久しぶりのウォーキング

今日は、1年ぶり以上でしょうか、久しぶりの遠出のウォーキング。東横線の武蔵小杉まで行き、そこか二ヶ領用水の沿道を歩き、小田急線の登戸までの約10kmコース。 武蔵小杉で下車してから目的の二ヶ領用水にたどり着くまでに、少々時間がかかりました。…

東北の温泉(2)

東北のたび二日目。乳頭温泉を旅立つ前、思いがけない混浴を体験し、うれしいような恥ずかしいような気持ちで出発。バスで田沢湖駅に出てそこから秋田へ。秋田市自体は観光都市ではありません。あるのは千秋公園ぐらい。期待せずに公園に行きましたが、行っ…

東北の温泉(1)

ゴールデンウィーク恒例の一人旅、今年は東北は秋田、山形への旅。 5月1日朝出発で、新幹線でまずは角館へ。見事な桜を期待していったものの、今年は既に葉桜。満開は10日ほど前で、既に花びらはなし。それでも桜祭りということで屋台がずいぶん出ており…