2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

東野圭吾「探偵倶楽部」

久しぶりに東野作品に図書館に目が行き、まだ読んでいないなあと思われる作品を物色。最近はボケが進んで、よっぽど印象に残らなければすぐにストーリーを忘れてしまったり、読んだこと自体も忘れがち。そんな中見つけたのが「探偵倶楽部」という作品。20…

郷原信郎「青年市長は”司法の闇”と闘った」

弁護士の郷原信郎氏著で、全国最年少市長であった美濃加茂市長、藤井浩人氏の収あい事件裁判を追った「青年市長は”司法の闇”と闘った」を読了。 現金での贈収賄事件は確かに、物証が残らず、特に当事者だけでやり取りがあった場合は、証言だけが決め手となる…

映画「ホームステイ ボクとぼくの100日間」

タイ映画「ホームステイ ボクとぼくの100日間」を武蔵野館で鑑賞。タイ映画は本来あまり日本に公開されていませんが、公開される作品はそれだけ選りすぐりの傑作が多いことは確か。特に「バッド・ジーニアス」は、その緊張感と発想から素晴らしい作品であり…

映画「ホテル・ムンバイ」

2008年にインド最大の都市、ムンバイで起きた同時多発テロを題材にした映画「ホテル・ムンバイ」をTOHOシネマシャンテにて鑑賞。 まだ未成年と思われるイスラム過激派少年たち約10名がボートで港に到着し、数人ずつに分かれて機関銃を持って駅や外国人の宿泊…

池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」

池井戸潤の最新作「ノーサイド・ゲーム」をワールドカップ日本大会開催中に読了。池井戸潤は銀行員出身とあって、当初は銀行ものが多く、半沢直樹ものはその典型。その後、主に中小企業と銀行を絡ませたような物語が多くなり、最近はスポーツと企業とスポー…

河口湖温泉旅行

10月18日~19日にかけて、河口湖温泉旅行に妻と行ってまいりました。今回の旅行、最大の目的は富士山五合目まで行くことでしたが、生憎の雨模様で富士山近辺は雲の中。いっても何も見えない状態だったので取りやめ。なおかつ、台風19号の被害を受けた中央高…

鎌田慧「反骨のジャーナリスト」

鎌田慧著「反骨のジャーナリスト」を読む。ジャーナリストには、権力を厳しく監視して、不正があれば厳しく追及し、世間に広く知らせる役割があるのですが、今の大手メディアが陥っているのが「権力への迎合」とも言うべき、由々しき事態。現場サイドがジャ…

NHKスペシャル「大廃業時代~会社を看取(みと)るおくりびと~」

10月6日(日)放送のNHKスペシャル、「大廃業時代~会社を看取(みと)るおくりびと~」を見る。少子高齢化による市場の縮小は、今後の日本経済にとって大きなマイナス要因ですが、その一つの大きな問題が、企業の廃業問題です。 私はよく商工会議所や大…

飯塚事件の深い闇

昨日(10月6日)、袴田事件の学習会があるということで、清瀬カトリック教会に行ってきました。袴田さんが収監中、カトリックの巡礼を受け造詣を深めたという縁で、カトリック教会が袴田さん再審の運動をしており、学習会などを開いているのを初めて知り、参…

鎌田慧「弘前大学教授夫人殺人事件」

ノンフィクション作家、鎌田慧さんの冤罪事件を追った作品、」弘前大学教授婦人殺人事件」読了。戦後間もなくの1949年に弘前で発生した大学教授夫人の殺害事件の容疑者として突然に逮捕され、一審は無罪判決だったものの、二審で覆され懲役15年の判決で、最…

慰安婦と徴用工問題

日韓関係が戦時中の徴用工に関する韓国大法院の判決以来、日本の貿易規制と、逆に韓国のGSOMIA未更新などの、お互いの報復措置によって、戦後最悪と言われるけなくな関係に陥っています。 土曜日に川崎にて、慰安婦問題に関するシンポジウムがあり、南…

映画「パリ、嘘つきな恋」「ドント・ウォーリー」

先週末、飯田橋ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 フランス映画「パリ、嘘つきな恋」は何とも奇妙なタイトル。「パリ」をつければ、日本人は誰でも飛びつくとでも思っているのか。特にパリにこだわった映画でも何でもないのですが。 とは言うものの、作品自…

島本理生「ファーストラブ」

昨年上期上期の直木賞受賞作、島本理生さんの「ファーストラブ」をやっと読了。図書館に予約していましたが、予約が多く半年以上でやっと順番が回ってきました。 昨今は芥川賞、直木賞とも女性作家の活躍が目覚ましいく、直近の第161回では候補作6人がすべて…