真夏の旅行記「伊香保温泉」

長い夏休みの唯一のお楽しみ、温泉旅行に一泊で出かけてきました。行先は階段街で有名な群馬の伊香保温泉。伊香保温泉の名前はもちろん知っていたのですが、新宿から高速バスで2.5時間という交通手段が有るとは知らず、今まで目に留めなかったのですが、16日以降であれば道路も好き、旅館も何とか空き部屋が取れるだろうと思い、早速ネット検索し、生き返りとも高速バスで、かつお盆期間中としてはお安い旅館が取れたので、16日~17日の日程で温泉に浸かりに行ってきました。

道路はまずまず順調に運行し、10分ほど遅れの13:15分ごろに温泉街到着。バスで驚いたのは、結構若いカップルの乗客が乗っており、皆さん終点まで、すなわち伊香保温泉目当てに来ていることに驚きました。普段は東北のしなびた温泉に行くことが多く、どこの温泉地や温泉街も寂しい街並みが多いのですが、伊香保は身近で若者向きなのか、結構賑わっています。
早速公営の露天風呂を目指して階段を登り始めました。よくテレビなどでも紹介されますが、急な階段の両側には昔懐かしい温泉街のシンボルである射的や地元工芸品展、温泉饅頭店、土産物店が所狭しと店を広げています。どのお店もシャッターや戸を閉めていることもなく営業しているということは、商売になっているという証拠。こうした光景を見ると嬉しくなります。地方の観光地の生き残りをかけた競争に打ち勝っているのでしょう。
階段の数は365段、お店を覗きながら登っていくので大して苦になりません。疲れもせずに最上段の伊香保神社に到着してお参り。そこからあるここと5~6分で露天風呂到着。入浴料を払ってすぐに入浴。7月に行った山形蔵王渋温泉の公衆浴場は熱かったのですが、こちらは適温。源泉温度が44度ということで、正に源泉かけ流しの露天風呂。ゆっくり1時間かけて黄金の湯を堪能しました。
3時になるので石段を下り宿泊先の石坂旅館に向かいました。階段街ということで小ぶりの旅館が多いのかと思っていましたが、石坂旅館を始め結構大旅館が所狭しと建ち並んでいます。但し、どこも結構古い建物で、特に建物裏側の外壁などはどの旅館も相当くたびれています。これだけの大きな建物を建て替えるとなると、建て替え期間中の営業の問題や資金的な問題もあり、旅館業界は大変だろうなあと思った次第。階段街から少し外れたところに小暮旅館という大きなホテルがあり、こちらはまだ建てて真新しい建物。相当の資金を投入している感じですが、経営的な決断は大変なものだったでしょう。
石坂旅館は100年の歴史があるとの触れ込みで、建物はさすがに100年は経っていないでしょうが、相当古い感じ。内装はそこそこきれいなのが救い。さっそく旅館のホテルに参上。すると若い男性たちが5~6人湯舟に浸かっていました。旅館の規模からいってお風呂は小さめで露天風呂は無し。それでもまあまあのお風呂で満足。こちらのお風呂には、都合3回、もう一つの公衆浴場、石段の湯と合わせて都合5回の入浴でした。
バスで身近に行ける温泉ということで、次は妻もつれていきたいと思いながら、帰りのバスに乗り込みました。
今日はこの辺で。