2013-01-01から1年間の記事一覧

映画「永遠の0」

今年最後の映画鑑賞は、吉祥寺で「永遠の0。百田尚樹のベストセラー小説の映画化で、本はずいぶん前に読み、半分忘れていましたが、映画自体はよくできていて、久しぶりに涙涙でした。 「0」(ゼロ)他は言うまでもなくゼロ戦のこと。ゼロ戦乗りの特攻を題…

今年のベスト映画

本日はギンレイホールで「マイウェイ」鑑賞。フランク・シナトラなどが歌った「マイウェイ」を作ったフランスのミュージシャン、クロード・フランソワの伝記映画。お恥ずかしいことに初めて聞く名前なのですが、フランスでは最もレコード売り上げが多いミュ…

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」

池井戸潤「ロスジェネの逆襲」読了。ご存じ半沢直樹を主人公とした痛快企業小説。「俺たちバブル入行組」で大活躍の半沢でしたが、なんと証券子会社に出向。そして、その出向を待っていたように、証券子会社に大きな仕事が舞い込むものの、親会社の銀行にそ…

映画三題

14日、15日にかけて映画三本を鑑賞。 14日は障害者のセックスについて描いた「セッションズ」。なかなか重いテーマを軽いタッチで感動的に描いた作品。6歳のお気にポリオを患い、全身が不随となった主人公の男性ですが、頭と生殖器の機能は正常で、女性に対…

映画「モラトリアムタマ子」

前田敦子主演のモラトリアムタマ子」鑑賞。大学を出たものの、就職もせず家でゴロゴロする23歳のタマ子を主人公に、何の事件も起きない日常を淡々と描いた映画。家庭的に違っているのは、両親が離婚し、父親がスポーツ用品店を営んでいて、かつ、その父親が…

2013年12月東北温泉旅行日記

11月30日(土)~12月2日(月)にかけて、二泊三日の東北温泉旅行を敢行。本当は金曜日を含めて3泊4日をしたかったのですが、金曜日は十数年ぶりに胃カメラを飲むことになり断念。 さて、初日は青森の温川温泉。新青森乗り換えで弘前、弘前から弘南鉄道で…

映画「共喰い」

本日、田中慎弥氏の芥川賞受賞作の映画化作品「共喰い」鑑賞。小説は読んでおらず、芥川賞受賞時に、石原慎太郎をコケ落としたということに好感を抱いていた作家ですが、ひきこもり的な生活を送る作家という情報だけしかないままの映画鑑賞。 映画ははっきり…

原田マハ「キネマの神様」

原田マハ作の小説「キネマの神様」読了。かつての会社の映画好きの先輩からぜひ読んでみろとの電話があり、早速図書館で借りる。 アラフォー世代の女主人公が一流会社を辞めて、ひょんなことから映画雑誌の会社に再就職して巻き起こる騒動を描きます。この小…

映画「あの頃、君を追いかけた」

台湾映画「あの頃、君を追いかけた」を武蔵野館で鑑賞。なかなか拾い物の作品でありました。 中高一貫校に通う主人公の高校生を中心に、その恋人や友達との交流を爽やかに?描いた青春映画。主人公が兎に角個性的で魅力がある役柄。家では母親の前でも丸裸で…

映画「ゼロ・ダーク・サーティー」

本日、飯田橋ギンレイホールにて「ゼロ・ダーク・サーティー」鑑賞。 2001年、アメリカニューヨークの9.11テロ事件。当時私は大阪に単身赴任中で、ちょうど会社から帰宅してテレビをつけると、大変な映像が飛び込んできました。そして、次の瞬間、もう一機の…

山梨塩山「裂石温泉」

久方ぶりで妻とふたりで温泉旅行。日本秘湯を守る会では最も東京から近いのではないかと思われる山梨県塩山の「裂石温泉」に行くことに。 8月30日(金)に京王線で出発。高尾で中央線に乗り換えて塩山まで約2時間の電車での移動。丁度塩山到着が12時過…

浅田二郎「赤猫異聞」、「降霊会の夜」

浅田二郎は本当に見事なストーリーテラーであります。 「赤猫異聞」は伝馬町の牢屋近くで火事が発生し、牢屋も延焼の恐れが出たために、囚人達を解き放つことを話しの端緒にして、見事なストーリーが展開する。 時は維新によって役所仕事も混乱する江戸浅草…

映画「ある海辺の詩人」

映画「ある海辺の詩人」鑑賞。ギンレイホールは年間パスポート発行の愛すべき映画館。ほとんどの人がパスポートで入館していますが、これで儲かるのか?確かに他の映画館に比べて観客は多いのですが。 今週からの上映は表題作と、既に武蔵野館で見た「愛、ア…

奥田英朗「純平、考え直せ」

奥田英朗「純平考え直せ」読了。奥田英朗らしいユーモアと人生観をたっぷりと味わえる作品。 新宿歌舞伎町でヤクザとして暮らす21歳の純平。その人柄から、歌舞伎町界隈では人気者の彼が、ヤクザの親分から、別組の幹部を殺す鉄砲玉になるように命じられる…

映画「真夏の方程式」、「さよなら渓谷」

週末に2本映画鑑賞。 まず土曜日は新宿バルトで「真夏の方程式」鑑賞。東野圭吾の原作は不覚にもまだ読んでおらず、予備知識なく鑑賞。前作「容疑者Xの献身」にもなんとなく近いような人間関係を描いたドラマで、なかなかいい作品でした。Xでもそうでした…

吉田修一「パレード」

吉田修一の初期作品「パレード」読了。2DKのマンションで4人の男女(各2人)がルームシェアし、その4人プラス1人の少年の話が章を分けて語られる。 21歳の大学生良介、23歳の無職の美人女性琴美、24歳の職業レディ未来、18歳の途中参加の居候…

映画「夢売る二人」「横道世之介」

ギンレイホールの2本立ては、今「夢売る二人」「横道世之介」。先週土曜日に夢売る、そして今日横道を鑑賞。 「夢売る二人」は松たか子と阿部サダオの夫婦が、火事で居酒屋を失ったことから、詐欺を働いてお金を稼ぎ、もう一度店を持とうとするお話。阿部サ…

土日の楽しみ

土日やアフター5の時間の過ごし方として、今まではウォーキえングと映画と読書でしたが、今年から大学などでの講演・講座を加えました。最初に立教大学に用があって行った時に、かなりたくさんの無料講座、それも一般社会人OKのものがあることを知り、そ…

天童荒太「悼む人」

天童荒太の直木賞受賞作「悼む人」読了。一連の天童作品、「家族狩り」、「永遠の仔」、「あふれた愛」を読み、先行して「悼む人・静人日記」を読んできましたが、いずれも次をすぐに読みたくなるような、読者をひきつけるものがあり、この「悼む人」も同様。…

陸前高田ボランティアツアー

4月26日深夜発の陸前高田ボランティアバスツアーに参加。参加者30名のうち女性20名、男性10名。案外1人での参加が多いこと、及びリピーターが多いことにも驚きました。3回陸前高田に来た私の息子に言わせると、リピーターが多いのはいいが、やはり初参加が…

天童荒太「永遠の仔」

天童荒太の代表作「永遠の仔」読了。「家族狩り」5部作に続く天童作品に満喫。 家庭環境、特に親からの虐待から精神を病み、四国松山近くのこども病院に入院した3名の児童、優希、梁平、笙一郎の絆、それぞれの家族の描写、そして17年後のそれぞれ独立し…

池井戸潤「最終退行」

池井戸潤「最終退行」読了。例によって、銀行員出身の池井戸潤の得意の銀行もの。 銀行員出身だけあって銀行の支店での役職における副支店長の地位が最も忙しきて、厳しいようです。 女子行員と不倫関係にあるのはちょっといただけませんが、支店長と工員の…

映画「愛アムール」と「任侠ヘルパー」

本日は妻と一緒にミハイル・ハネケ監督作品「愛アムール」鑑賞。 高齢化社会、老老介護問題を扱った悲しい物語。フランスの出生率は日本に比べ高くなっているとのことだが、やはり高齢化と介護問題は万国共通の問題。 突然老妻が認知症を発症し、手術の結果…

天童荒太「あふれた愛」

天童荒太という作家は、すごく真面目で繊細で、優しい人ではないかと思う。「悼む人」「家族狩り」を読み、彼の小説の面白さを知り、続いて読んだのが「あふれた愛」。 4篇の短編からなる小説ですが、いずれも精神に病を抱えた、または精神的に弱い人を題材…

天童荒太「家族狩り(第1部)~(第5部)」

天童荒太「家族狩り(第1部)~(第5部)」読了。 「幻世の祈り」「遭難者の夢」「贈られた手」「巡礼者たち」「まだ遠い光」の5部構成の長編作。天童作品は直木賞受賞作「悼む人」に見られるように、家族や死についてをテーマとした作品が多く、残酷さの中…

映画「遺体 明日への十日間」

映画「遺体 明日への十日間」鑑賞。 3.11大震災直後の釜石の遺体安置所が舞台。津波にのまれて無くなった遺体が次々に運び込まれ、遺族との様々な出会いがあるのですが、この映画は、その遺体を主人公に、死んだ亡きがらも生きた人間のように扱い尊く扱…

ミュージカル映画「ロックオブエイジス」

アメリカミュージカル映画「ロックオブエイジス」鑑賞。 舞台はロサンゼルス、ロックの殿堂と呼ばれた古い音楽パブ。すぐそばはハリウッド。 まさにハリウッド映画です。 オクラホマの田舎から歌手を夢見てロスに出てきた若い女性が、鞄をひったくられたのが…

天童荒太「静人日記・悼む人Ⅱ」

天童荒太が3年ほど前に「悼む人」で直木賞を受賞しましたが、その続編「静人日記・悼む人供彳瀕察 亡くなった人の情報を集め、亡くなった場所に行き、近隣の住民や知人の話を聞き、亡くなった人が愛したこと、愛されたことを胸に刻み、ただひたすら故人を悼…

映画「苦役列車」

映画「苦役列車」鑑賞。西村賢太の芥川賞受賞作の映画化作品。 小説を読んだ感想はかつてこのブログでも書きましたが、芥川賞に値するか疑問でしたが、西村氏の生い立ちや言動が話題を呼び、かなり売れたと思います。 この作品については、芥川賞の審査会で…

横山秀夫「64(ロクヨン)」

横山秀夫「64(ロクヨン)」読了。横山作品としては、「震度0」以来となる長編。この間5~6年、横山さんが書けなくなり、うつ病も発症したとのこと。横山ファンとしては、非常にうれしい復帰のニュースで、一日も早く読んでみたかった作品。 久しぶりに作…