2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

植草一秀「知られざる真実~勾留地にて~」、「植草事件の真実」

冤罪被害者植草一秀著「知られざる真実~勾留地にて~」読了。植草事件については昨日もブログに書かせていただきましたが、この著作はご本人が勾留中に書かれた経済、政治、社会に対する深い洞察をと、事件の真実を率直に描写した渾身の一策。二度の事件に…

映画「存在のない子供たち」「凪待ち」

週末の土日は、骨のある映画二題鑑賞。 27日(土)は、新宿武蔵野館にてレバノン映画「存在のない子供たち」鑑賞。レバノン映画は二本目になり、最初に見た「判決、ふたつの希望」も大変優れた作品でしたが、今作もなかなか見ごたえのある作品。「判決、ふた…

映画「工作 黒金星と呼ばれた男」

7月20日(土)、韓国映画「工作 黒金星と呼ばれた男」をシネマート新宿で鑑賞。 1990年代、金大中が大統領になる直前ぐらいの、南北朝鮮が緊張関係にあった時期の韓国側スパイを主人公としたフィクション映画。フィクションとはいうものの、ある種緊張感が漂…

「国家は「有罪」をこうして創る」

副島隆彦、植草一秀、高橋博彦共著の表題ノンフィクション作読了。 公文書を勝手に改ざんするような政権では当然起こりうる犯罪的な冤罪でっち上げ事件、それが当時小泉政権時代に政策批判していた植草一秀氏の痴漢でっち上げ事件です。2004年には手鏡事件が…

短篇ミステリー小説「現場に臨め」

当代一流の推理作家の短編集、日本推理作家協会編「現場に臨め」読了。 15名15編の短編推理が楽しめるもので、いずれ劣らず読み応え十分の作品集。すべての感想を書くとたん変な長編ブログになるので、一遍だけお気に入りを紹介したい。 新津きよみさんの「…

映画「マイ・ブックショップ」「ビール・ストリートの恋人たち」

最近ギンレイホールにかかる映画もいまいちで、どうしようか迷ったのですが、13日の土曜日に表題2作を鑑賞してきました。いずれも地味な作品ながら、心に残るいい作品でした。 イギリス映画「マイ・ブックショップ」は、第二次大戦で夫を亡くした未亡人が、…

映画「バイス」

アメリカの最強の副大統領とももてはやされるディック・チェイニーの半生を追った映画「バイス」を下高井戸シネマにて鑑賞。 子ブッシュが大統領時代の副大統領を務め、その時代を中心に追った、彼の政治力や心情などを、少しパロディ調に描いた作品で、マイ…

映画「アンノウン・ソルジャー」、「さよなら、退屈なレオニー」

武蔵野興業さんは新宿武蔵野館とシネマカリテで映画産業を行い、ほかに商業ビルを持ち不動産業、更には自動車教習所を持つ企業。売り上げは連結で17億円ほどですが、東証二部に上場しています。今の上場基準ではおそらく上場は無理ではないかと思われますが…

池井戸潤「民王」

池井戸潤の「民王」読了。 本日7月7日からTBSテレビの日曜劇場でまたまた池井戸潤作品「ノーサイドゲーム」がドラマ化され放映されます。「池井戸作品は枯れることがない」との新聞のコメントがありましたが、TVドラマ、映画でも引っ張りだこ。「ノーサイ…

映画「新聞記者」

東京新聞の熱血女性記者、望月衣塑子さんの著作を映画化した「新聞記者」が封切られたので、早速鑑賞してきました。モリカケ問題発覚後、政権の隠ぺい工作が顕著になり、これに抵抗する方々がマスコミに登場してきましたが、前川喜平元文科省事務次官と望月…