2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日新聞社会部編「ひとりぼっちが怖かった」

裁判所の傍聴席に行くと、話題になった事件の場合は必ず記者席が設けられています。新聞社などの記者たちが、入社してまず配属されるのが警察担当で、その次が裁判所らしいですが、若い記者たちは記事になりそうな事件があると傍聴席に座り、ネタを拾うのが…

映画「復讐者たち」

7月27日(火)、武蔵野館にてドイツ・イスラエル合作映画「復讐者たち」鑑賞。ジャンルとしてはホロコースト映画で、収容所などを脱出して生き残ったユダヤ人が、ドイツ降伏後、ユダヤ人虐殺に直接かかわった軍人や政治家などだけではなく、一般市民をも知…

上間洋子「裸足で逃げる」

上間洋子氏は沖縄生まれで、現在は琉球大学教授。主に未成年少女たちの調査や支援を経験し、現在に至っている方。上間氏が沖縄での未成年少女の調査・支援する中で知り合った、主に中高生時代に出産を経験し、シングルマザーとして生活する女性との交流の中…

佐藤究「QJKJQ」

2021年上期の直木賞を「テスカトリポカ」で獲得した佐藤究氏は、著者名も著作も全く知らず、情けない話ですが、初めて「QJKJQ」を図書館で借りて読みました。「テスカトリポカ」の中身は分らないのですが、本作の価値がどこにあるのか?私にはわからず…

映画「少年の君」

今最も巷の話題は、オリ・パラ開閉会式の音楽担当だった小山田圭吾氏の、かつてのいじめ体験と面白おかしくインタビューに答えていたことの過去が表面化し、辞任したこと。小山田氏の25年以上前のインタビュー記事は、正にいじめられた側の痛みを全く解し…

映画「ミス・フランスになりたい!」「世界で一番しあわせな食堂」

6月末で会社生活を終了し、今までは土日にギンレイホールに行っていましたが、その縛りもなくなったことから、これからが平日に行けることになりました。7月16日(金)に早速映画館へ。いずれもYahooレビューでは3.5~3.8ぐらいで、それほど期待はしてい…

中山七里「テロリストの家」

7年前に、北海道大学の学生がイスラム国の兵士募集に応じていたこと、古書店主が求人広告を出していたこと、そして元大学教授もこの古書店主から志願者を紹介してほしいと言われていたという事実があり、大騒ぎになったことがあった。中山先生は、この出来…

中山七里「夜がどれほど暗くても」

中山先生が、芸能人のスキャンダルを追う雑誌社の編集者を主人公としたミステリー、「夜がどれほど暗くても」読了。 週刊誌の副編集長の志賀一家に突然の不幸が襲う。大学生の一人息子が、大学の既婚の先生に横恋慕し、無理心中を図ったうえ、旦那まで殺して…

映画「いとみち」

7月9日(金)、武蔵野館にて日本映画「いとみち」鑑賞。日本映画というよりも、青森映画、津軽映画といった方が適切のような、大変魅力的な作品に出会いました。舞台は青森県津軽平野で、津軽富士=岩木山が望める田舎の町。まず、大学の先生が自宅で津軽弁…

映画「いとみち」

7月9日(金)、武蔵野館にて日本映画「いとみち」鑑賞。日本映画というよりも、青森映画、津軽映画といった方が適切のような、大変魅力的な作品に出会いました。舞台は青森県津軽平野で、津軽富士=岩木山が望める田舎の町。まず、大学の先生が自宅で津軽弁…

中山七里「嗤う淑女」

中山先生の悪女もの小説「嗤う淑女」読了。悪女ものの小説と言えば、有吉佐和子の「悪女について」が最も面白かったのを覚えていますが、今世間的にはアニメで悪女が花盛りのようです。アニメには興味がないため読んだことはありませんが、大体が魅力的な容…

堂場瞬一「アナザーフェイス」

堂場瞬一さんの小説は、結構ボリュームがあるので、今まで控えていたのですが、3泊4日の旅に出ることもあり、持参して初めての挑戦。「アナザーフェイス」のアナザーの意味は、妻が交通事故で亡くなり、子供の養育のため一線の刑事から刑事総務課という部署…

2021年7月東北・信州温泉旅行記

6月末をもって会社生活とおさらばし、いよいよ無職の年金生活。年金がどんどん削られる昨今、私などはまだ恵まれている最後の世代なのか?何とか年金でやっていく覚悟。 会社卒業旅行ではありませんが、辞めたすぐ次に次の日、7月2日から5日にかけての、3泊4…