映画「ブレス 幸せの呼吸」

8月23日(金)、IHS主催のイギリス映画「ブレス 幸せの呼吸」を試写会にて鑑賞。一般公開は9月とのこと。
仕事も順調で、最高の結婚相手も決まり幸福絶頂のビジネスマンが、あるときポリオに罹患し不幸のどん底に突き落とされる。ポリオは、自己呼吸ができず、一生人工呼吸器をつけることになり、自分で動くこともできないため、余命も短い難病。罹患当時はすでに婚約者の彼女のお腹には彼の子供が宿っていました。その時の彼女の選択は、彼を選ぶことでした。実話とのことですが、これこそ永遠の愛というのでしょうか。
彼女の献身的な愛情によって、生来の明るさを取り戻した彼は、必死に生きることを選択。罹患から20年間を生き抜くというストーリー。
しかし、人工呼吸器を喉につけていることによって、喉の期間が劣化し、出血もたびたび発生するという困難に行き着きます。そして彼は自分の最後を望むことになります。
最後は悲しい結末ですが、不自由な体にもかかわらず、パートナーに恵まれて生活した20年間の重みを感じる映画でした。
パートナーを演じる女優さんは、まだそれほどメジャーな女優さんではないようですが、若いころから中年になるまでを演じ講演。若い時よりもむしろ中年に差し掛かった時の表情の方が美しく見えました。献身的につくしたという事実がそう見せたのでしょう。
一昨年公開された「世界一キライなあなたに」(題名がおかしいと思いましたが)も同じような作品で、最後も同じような展開でした。これには批判があるところですが、安楽死問題は厳しい現実です。
今日はこの辺で。