#事件

電通過労自死関係書籍2冊「電通事件」「過労死ゼロ社会を目指して」

2015年に電通の新入社員、高橋まつりさんが過労自死した事件を扱った書籍二冊読了。 北健一著「電通事件」は100ページほどの短篇。電通という会社の歴史的にもつ風土、習慣がこの事件を起こしていることを語っています。常にお客さんファーストの体質、その…

「冤罪 女たちのたたかい」

冤罪にかかわった女性たちを主人公としたノンフィクション「冤罪 女たちのたたかい」読了。 徳島ラジオ商殺人事件の犯人とされた冨士茂子さん、袴田事件の殺人犯とされた袴田巌さんのお姉さんの袴田秀子さん、布川事件の殺人犯とされた桜井昌司さんの奥さん…

冤罪関係著作「尋問の罠」、「冤罪 女たちのたたかい」

冤罪関係の本を読んでいると、日本の司法、裁判制度の醜さが浮き彫りになり、頭に来ます。 「尋問の罠ー足利事件の真実」は、冤罪被害者本人である菅家利和さんと主任弁護士の佐藤博史さんの共著。主には佐藤弁護士が事件の経過や警察、検察、裁判官のだらし…

植草一秀「知られざる真実~勾留地にて~」、「植草事件の真実」

冤罪被害者植草一秀著「知られざる真実~勾留地にて~」読了。植草事件については昨日もブログに書かせていただきましたが、この著作はご本人が勾留中に書かれた経済、政治、社会に対する深い洞察をと、事件の真実を率直に描写した渾身の一策。二度の事件に…

伊藤詩織「black box」

逮捕状が裁判所から発行されながら、突然逮捕執行を免れたセクハラ犯、および警察捜査に対する批判を込めた被害者、伊藤詩織さん著作作品「black box」読了。この事件は、安倍首相と懇意で、安倍礼賛の本まで出版した元TBSワシントン支局長が、伊藤さんの…

袴田事件再審請求棄却と高裁の保守主義

歴史的な米朝首脳会談が始まりました。先ほど午前10時に両首脳が対面し、今は会談中です。いずれも一般的な常識が通じないような方々。会談が成功し、朝鮮戦争の終結と朝鮮半島の完全なる非核化が進むことを祈りたいと思います。この件は再度結果を見てコ…

冤罪の作られ方

水俣病から始まって、地下鉄サリン事件、松本サリン事件と河野さん冤罪事件と続き、今は主に冤罪に関する書籍を読んでいます。ブログに一冊一冊書けばよかったのですが、書かずじまいでした。そこでまとめて今回、冤罪に関してその類型を書きたいと思います…

西日本新聞編著「水俣病50年」

水俣病関連書籍の読書「水俣病50年-過去に未来を学ぶ」読了。 水俣病公式確認から50年目の2006年、西日本新聞社が新聞連載した水俣病に関する連載記事をまとめた本書は、患者側からだけでなく、原因企業であるチッソや行政からの目線も交えて、多角的に公害…

地下鉄サリン事件23年目の集い

地下鉄サリン事件から23年が経過しました。たまたま朝日新聞に23年目の集いがあるという記事を見つけ、日暮里のホテルラングウッドに17日(土)、参加してきました。 東京メトロの霞が関駅で被災・死亡した高橋一正さんの奥さん、高橋シズエさんが被害…

日本における排外主義とヘイトスピーチ

信濃町「東医健保会館」にて「日本の排外主義とヘイトスピーチ」と題するシンポジウムに参加。 昨年12月に京都朝鮮学校にヘイトスピーチを行ったとして起訴され、最高裁で有罪が確定した在特会の事件がありましたが、それを含めた、昨今の日本の排外主義とヘ…

今年を振り返って

今年もあと二時間ほどで終わります。今年の自分に起こった、あるいは経験したことをまとめておきます。 今年も温泉にはよく行きました。4月には田舎に帰るついでに高峰温泉へ。6月は福島の土湯温泉、山形の五色温泉と秋田の強首温泉、9月には中山平温泉う…

いじめ事件と報道

大津市の中学生自殺事件が大変な波紋を呼んでいます。学校や教育委員会は、「いじめ」による自殺にはしたくなかったがために、情報を出来るだけ隠したことが、今になってすごいバッシングを受けている。自殺した少年の両親がここまでしつこくやることはない…

いじめ自殺報道

大津市の中学2年生自殺事件に関する報道が、半年たった今になって盛んに行われています。いじめ事件で先ず報道の標的にされるのは学校や教師、教育委員会であり、今回の事件に関しては学校側の対応が後手に廻った感は否めません。さらには警察も親が捜査する…

暴力団排除条例の施行

東京都の「暴力団排除条例」が10月1日から施行されました。他府県では既に施行されており、東京都と沖縄県が最後の施行。 条例施行が直接の動機ではないですが、読売新聞発行「宮崎邦次は何故自殺したのか」というドキュメント本を読了。 第一勧銀の総会…

特定失踪者の不思議

北朝鮮による拉致被害問題が、小泉訪朝以来全く進まない中、本日新宿都庁広場で、「拉致被害者・特定失踪者問題の集い」が開催され、参加してきました。

冤罪の作られ方

郵便不正事件に発した大阪地検特捜部主任検事の証拠改ざん、それを隠蔽しようとした?幹部(これについては特捜の副部長、部長が否定しており真偽は五分五分)。起訴された事件の99%は有罪となっている日本の司法の実態。これらの情報が、今回の事件を契…

冤罪について

本日映画二題鑑賞。「苦い蜜~消えたレコード」と「すべて彼女のために」。いずれも冤罪がキーワードか? 先週10日の金曜日、障害者郵便の不正事件で逮捕され、起訴されていた元厚労省局長の裁判の地裁判決が下され、無罪が言い渡されました。大阪地検特捜…

大相撲放送中止

野球賭博をめぐる日本相撲協会のドタバタ、不祥事。NHKが名古屋場所の放送中止を決定しました。 ほとんど相撲中継を見ないので、個人的には全く関係ないのですが、相撲協会にとっては放送権料の損失も大きいですが、最も大きな損失は、生中継によってファ…

足利事件と国松警察庁長官銃撃事件、そして中国毒ギョウザ事件

今日、国松警察庁長官銃撃事件が15年の時効を迎える。先週は足利事件の再審裁判で菅家さんの無罪が確定した。この二つの事件に共通性があるように思える。すなわち、警察のなりふり構わぬ強引な捜査である。 足利事件は、菅家さんが逮捕された事件の前にも…

裁判員裁判

今日から来週月曜日まで、勤続30年の功労休暇をいただきました。私は現在出向中ですが、出向もとの会社は、出向先から見るといい会社です。数年前に、出向もとの会社もリストラを行いましたが、勤続功労休暇制度は廃止せず、残りました。不況の中リストラ…

クレーマー対応

世の中にはしつこいクレーマーが存在するものである。 仕事関係で先週クレームが発生し、対応者は大変な被害を蒙っています。 怪我を負わせたり、物損などの被害を与えたわけではなく、電話対応が悪かったことを10倍、100倍にも言い募り、更には自分の善行や…

幼児虐待報道

埼玉県蕨市と奈良県桜井市で、相次いで幼児虐待事件が発覚しました。蕨市の事件は既に2年前の事件で、今頃逮捕されるのも解せませんが、兎に角ひどい事件です。 食事を与えず、通常の年齢の幼児に比べて半分以下の体重しかない子供を、更には暴力で虐待して…

いよいよ新型インフルエンザ

メキシコで発生した豚インフルエンザが、新型インフルエンザとして”認定”され、フェーズ4段階をWHOが宣言しました。いよいよ恐れられていた新型インフルエンザの大流行が来るのか? 1918年にスペイン風邪という新型インフルエンザが大流行し、全世界…

和歌山毒カレー事件の真実は

今日、和歌山毒カレー事件の最高裁判決があり、林真須美被告の死刑が確定しました。 この事件、結局は決定的な物証と自白がなく、状況証拠の積み重ねで林被告しか犯人の可能性がないという判断で検察が死刑求刑し、それが最後まで裁判所の判断を決定付けたの…

アル中政治家の醜態

G7という世界のひのき舞台で、何とまあ、情けない。中川昭一が財務・金融担当大臣として出席した、その記者会見での考えられない醜態ぶり。風邪を引いて薬を飲んだためにろれつが廻らなくなったとの言い訳を誰が信じるでしょう。まるでスポーツ選手のドー…

事件の真相

元厚生省事務次官夫婦と、次官の妻殺傷事件の犯人と思われる男が昨夜警視庁に自首しました。46歳のこの男は、さいたま市のアパートでも何度かトラブルを起こしていたとのこと。まだ真相は不明ですが、こういった事件を起こす素地のようなものはあったのでし…

ビデオボックス放火事件

大阪のビデオボックスでの放火事件で15人もの犠牲者が出ましたが、死にたいと思って放火した本人は、煙で苦しくて逃げ出したと供述しているとのこと。なんとも見苦しい犯人であります。 犠牲になった15名の中には、俳優を志、役ももらったばかりの人もいたと…

福岡6歳児殺害事件

福岡で6歳の児童が殺害される事件が発生。公園で母親と二人で遊んでいましたが、母親がトイレに行っている2~3分の間に、何者かに連れ去られ、首を絞められて殺害され、母親が行ったと言うトイレで死体が発見されました。 大変不謹慎ではありますが、先週…

「事故米」転売問題

「事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありま…

これで懲役6年?

埼玉県三郷市で、育児放棄して2歳の子供を死なせた30歳の母親が、懲役6年の判決を言い渡されました。これだけだと、世間によくあること(よくあってはいけませんが)かもしれませんが、この母親はなんと6歳の長男に双子の兄弟の面倒を見るように言って…