2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

薬丸岳「虚夢」

今週はトラブル発生で毎日遅くなり、今日やっとパソコンの前に座りました。 月曜日に読み終わった薬丸岳の「虚夢」。3年前に「天使のナイフ」で鮮烈でビューし、長編は「闇の底」に続く3作目。(他に短篇があるかどうかは不明) どちらかというと、寡作な…

映画「真木栗の穴」

映画「真木栗の穴」鑑賞。「真木栗」とは何なんだろうと思ったら、主人公の苗字。作家の真木栗が住むぼろアパートの隣にきれいな女性が引っ越してきて、彼が壁の穴からその女性の部屋を観察し、それを題材に官能小説を書くのですが、実際には幻だった・・・…

解散はどこへ

アメリカ発の金融不安は全世界に波及し、実体経済も相当深刻な事態になってきました。かって、バブル崩壊により日本の金融システムが崩壊寸前になった頃、日本発の金融恐慌どうのこうの言われましたが、結局そんな心配はありませんでした。しかし、全世界から金…

重松清「季節風・夏 僕たちにミシシッピ・リバー」

重松清「季節風・夏 僕たちにミシシッピ・リバー」読了。表題作をはじめ、全12作の短編集。 どれも味わい深い作品でしたが、特に良かったのが、「あじさい、揺れて」と「ささのは さらさら」。 「あじさい揺れて」は、夫を亡くした義姉が再婚するに当たり、…

映画「僕らの方程式」

単館系映画「僕らの方程式」鑑賞。上映館は「シネマート新宿」と言う小さな映画館。客席数が60~70、スクリーンもとても小さな映画館。こんな映画館もあったのかと、しばし感動。 Yahooの映画レビューでかなり点数がよかったので、期待していきましたが、出…

佐々木譲「警官の血」

佐々木譲「警官の血」。終戦直後の昭和23年から平成19年までの約60年間に及ぶ、親子3代にまたがる警察官の壮大な物語。 安城清二、民雄、和也という親子3代の警察官が、警察組織と地域住民の関わるを綴りながら、清二が遭遇した2件の殺人事件を、息子の民…

世界経済の行方

先週は最悪のウィーク、そして今週は? 日本は祝日で取引がなかった13日、月曜日でしたが、世界各国で株価が反発、かなり値を戻しました。そして注目の今日の日本の市場。世界の動向に最も敏感に反応しそうな日本市場だけあって、大幅に株価が反発して9千…

歩きすぎました

連休最後の日、折角なのでにぎやかなところへのウォーキング。 下高井戸-三軒茶屋-渋谷-代々木公園-明治神宮-新宿のコース。足の裏が痛くなりました。 それにしても、渋谷、原宿、新宿と、どうしてこんなに人が多いのか? 私もそんななかの一人ではある…

箱根の温泉

今日は一人で箱根湯元まで。箱根の旧道を往復で4kmほど歩き、帰りに日帰り温泉でゆっくり過ごしました。 温泉は1,000円の低料金ですが、露天風呂は広く、なかなかいいお風呂でした。 それにしても3連休の真ん中だけあって、箱根も人人人。 最近はスーパ…

映画「宮廷画家ゴヤは見た」

ミロス・フォアマン監督の「宮廷画家ゴヤは見た」鑑賞。18世紀末のスペインの画家ゴヤがみたナポレオン時代のスペインの話。 教会による審問が行われていた時代、ナタリー・ポートマン扮する貴族の令嬢が審問にかけられ獄に繋がれる。それは極めて理不尽な審…

金融恐慌

アメリカ発の金融不安が、今や世界金融恐慌になろうとしています。「暗黒の1週間」が明けた来週、G7の政策を受けた市場が不安を払拭し、株価は上向くのか? そもそもはサブプライムローンと言う、極めて不安定なローンが組み込まれた金融商品が世界中に売…

深谷忠記「傷」

深谷忠記「傷」読了。若い男女が放火で殺され、更にその容疑者とされた大学教授が殺される事件。 この殺人の闇の奥には、忌まわしい過去が!!! 平和に暮らしている家族や個人に、忌まわしい過去を脅される恐怖を描いた作品。しかし、殺人は決して賢明な選…

ビデオボックス放火事件

大阪のビデオボックスでの放火事件で15人もの犠牲者が出ましたが、死にたいと思って放火した本人は、煙で苦しくて逃げ出したと供述しているとのこと。なんとも見苦しい犯人であります。 犠牲になった15名の中には、俳優を志、役ももらったばかりの人もいたと…

映画「容疑者Xの献身」

昨日「容疑者Xの献身」公開初日に歌舞伎町の新宿コマ東宝にて鑑賞。映画館も大きいのですが、話題作にしては客の入りがいまいち。あまり面白くないのかなあ?と心配に。 しかしながら、映画の出来は上々。東野圭吾の原作をほぼ忠実に映像化していました。 …