2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

早慶戦の華やかさ

新宿武蔵野館で映画「追憶と、踊りながら」鑑賞。予備知識なしに見たのですが、私にはあまり合わない映画でした。 その後、どうして暇をつぶそうかと考えたのですが、思いつかずとりあえず千駄ヶ谷方面に歩いていき、行き着いたところは神宮球場。昨日六大学…

桜木紫乃「氷平線」

桜木紫乃「氷平線」読了。桜木さんのデビュー作となった短編「雪虫」ほか、全6篇の短編集。そのどれもが味わいのある桜木作品の味が満載。 いずれも釧路を中心とした地域を舞台にした作品で、情景描写が豊かです。 「雪虫」は、札幌で事業に失敗して十勝に…

スウェーデン映画「ストックホルムでワルツを」

飯田橋ギンレイホールでスウェーデン映画「ストックホルムでワルツを」鑑賞。 スウェーデンの国民的な歌手、モニカ・ゼタールンドの伝記映画ですが、モニカ自信を知っている人も日本では少ないのでしょう、もちろん私も知りませんでしたが、映画ではあっとい…

映画「駈込み女と駆出し男」

日本映画「駈込み女と駆出し男」を新宿にて鑑賞。とある先輩から面白いとの情報を得て観たのですが、やはり好みは違います。不合格ではないのですが、あまりに期待が大きすぎたため、見終わった後の満足感はいまいち。 江戸時代末期の天保年間、質素倹約の水…

桜木紫乃「ラブレス」

桜木紫乃「ラブレス」読了。読み進むうちに目が離せなくなるほどに素晴らしい作品でした。「ホテルローヤル」で直木賞を受賞していますが、その1年ほど前ぐらいに描かれた作品で、直木賞の候補にもなっていましたが、受賞を逃した作品。しかし、私はむしろこ…

桜木紫乃「凍原」

桜木紫乃「凍原」読了。桜木さんには珍しい本格的なサスペンス小説。序章では17年前の釧路湿原での少年行方不明事件と、終戦直前の樺太での事件を印象的に描きます。その後、少年行方不明事件の少年の姉が刑事となり、自動車ディーラーの青年の殺人事件を追…

映画「ビリギャル」

新宿バルト9にて、日本映画「ビリギャル」鑑賞。2年間で偏差値を30から70へと、40も増やし、よし貫徹して慶応大学に合格したギャルのお話。実話であり、小節であり、映画となって、相当のフィクションが入って、映画自体は最高に面白い出来。人間、…

桜木紫乃「終着点駅(ターミナル)」

桜木紫乃「終着点駅(ターミナル)」読了。表題作を含む6篇からなる短編集。舞台は北海道の道東、道央、道北など。やはり表題作「終着点駅」が秀逸。釧路で弁護士事務所を開く65歳の弁護士は、国選弁護しか引き受けない人。その男の人生が語られます。最…

映画「ゴーン・ガール」、「トラッシュ」、「リベンジ・オブ・ザ・グリーン・ドラゴン」

9日(土)ギンレオホールにて「ゴーン・ガール」、「トラッシュ」鑑賞。 「ゴーン・ガール」は、1月にも見た映画ですが、ほとんど筋を覚えていないありさまのため、再見。ロザムンド・パイクの美しさと残酷な役柄を再認識。 「トラッシュ」はブラジル・リ…

桜木紫乃「硝子の葦」

桜木紫乃「硝子の葦」読了。桜木さんの直木賞受賞作「ホテルローヤル」の舞台である釧路郊外のラブホテル、ホテルローヤルの経営者、幸田喜一郎と妻節子を中心に、釧路湿原の荒涼とした雰囲気の中で複雑に絡み合った人間関係を軸に物語が展開します。この小…

アメリカドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ」

アメリカの傑作ドキュメンタリー映画「ハーツ・アンド・マインズ/ベトナム戦争の真実」鑑賞。 アメリカが最終的にベトナムから撤退するのが1975年。そしてこの映画は同年のアカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞を獲得したドキュメンタリー史上の傑作。戦…

雫井脩介「検察側の罪人」

久々に雫井脩介作品を読む。「検察側の罪人」は500ページの大作。但し、名作とはいいがたい作品。現職検事が、たとえかつて世話になった人の娘を殺した犯人が時効後に現れたとしても、何とか死刑にしようと、自分まで罪を犯すというストーリーには、あま…

映画「あの日の声を探して」と憲法記念日講演会

午前中、武蔵野館にて映画「あの日の声を探して」を鑑賞し、午後は立教大学にて、全国憲法研究会主催の講演会に出席する。共通点は戦争と平和。 映画「あの日の声を探して」は、1999年のロシア軍のチェチェン侵攻による悲劇を強烈な描写で描き、戦争のもたら…

田舎と母

昨年の夏以来の田舎への帰省、そして母親との再会。母はすでに94歳となり、かなり高齢ではあるが、昨年の夏は元気であった。ところが今回帰省すると、ちょうど前日から気分が悪いということで横になっていました。ほとんど何も口に通らないという様子で、顔…