2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

四万温泉旅行

5月連休に予定していた四万温泉旅行でしたが、コロナによる直行バスの運休により断念。仕切り直しで6月26日に予約した旅館が、配管トラブルで休業の連絡が入り、再度仕切り直し。日程を変えずに旅館を木造建築が県の文化財になっている積善館という旅館…

緒方重威「公安検査」

2007年に朝鮮総連ビルが売却されるという問題が発生し、元公安調査庁長官が詐欺容疑で逮捕される事件があったが、その張本人である元公安調査庁長官で、仙台高検・広島高検の検事長も務めた緒方重威氏著「公安検察」読了。 この事件は、公安調査庁長官まで務…

佐藤栄佐久「知事抹殺」

福島県知事を5期18年務めた戦う知事、佐藤栄佐久氏著「知事抹殺 作られた福島県汚職事件」読了。 参議院議員一期の後、福島県知事に立候補し当選、以後強力な地盤をきづき上げ、5期18年間務めた著者が、2006年9月、県発注ダム工事にかかわる汚職事件で突然逮…

映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

昨日6月21日(日)は、地元下高井戸シネマでフランス映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」鑑賞。 とあるベストセラー作家のミステリー3部作の完結編の全世界での売り出しのため、出版社社長が9人の翻訳家を集め、本の内容を事前に漏らさないため監禁…

映画「その手に触れるまで」

ベルギー・フランス合作で、ダルデンヌ兄弟監督作品「その手に触れるまで」を新宿武蔵野館で6月20日(土)鑑賞。ダルデンヌ兄弟はカンヌ映画祭の常連で、過去の2度パルムドールを獲得しているが、私は「サンドラの週末」と「午後8時の訪問者」を鑑賞したこ…

森功「地面師」

ノンフィクションライター森功氏著「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」読了。 地面師というと、積水ハウスがまんまと騙された五反田の土地事件で俄然有名になりました。積水ハウスといえば、大和ハウスと並ぶハウスメーカーの最大手。住宅だけで…

古川利明「日本の裏金【下】」

毎日新聞、東京新聞で社会部記者を務め、現在はフリージャーナリストの古川利明氏著「日本の裏金【下】」読了。上巻は首相官邸と外務省の裏金を扱い、下巻では検察と警察の裏金について記しています。 検察編は、実名で検察の裏金作りの実態を告発しようとし…

村串栄一「検察・国税担当 新聞記者は何を見たのか」

東京新聞記者であった村串栄一氏の著作「検察・国税担当 新聞記者は何を見たのか」読了。本書は、東京新聞入社後、主に検察や国税担当記者としての経験を、ほぼ年代順に、関わった検察官や国税担当者の実名を交えて綴ったノンフィクション。 「国税」とある…

映画「コリーニ事件」

ドイツ映画「コリーニ事件」を武蔵野館にて鑑賞。 予備知識なく鑑賞したのですが、「~事件」とあるので、誰かのスキャンダル事件をテーマにした映画と思ったのですが、ナチスに関わる映画でありました。 コリーニというイタリア人が、ドイツの大物実業家を…

望月衣塑子「新聞記者」

東京新聞の看板記者、望月衣塑子氏著「新聞記者」読了。モリ・カケ事件が盛り上がっていた時期に、菅官房長官記者会見に登場し、厳しい質問をしたことから、俄然有名になった方。彼女を主人公としたようなフィクションとノンフィクション映画も作られた。 中…

三井環「ある検事の告発」

大阪地検元特捜部長、大坪弘道氏の「勾留百二十日」を読んだすぐ後に読んだのが、三井環著「ある検事の告発」 いずれの著書も、検察庁の組織暴力の犠牲となった検事が、検察の暗部を訴える著作。つくづく検察という組織の権力の横暴さを白日の下にするもので…

大坪弘道「勾留百二十日 特捜部長はなぜ逮捕されたか」

2009年に起きた郵便不正事件を担当した大阪地検特捜部の、当時の特捜部長であった大坪弘道氏が、主任検事であった前田恒彦氏のフロッピーディスク証拠改ざん事件で、犯人隠避を図ったとして逮捕され、拘置所に120日間勾留されたときに書いた日記風の文書を単…

三井環「ある検事の告発」

後藤田正晴への陳情:原田検事総長、宗像検事長、松尾邦弘事務次官、古田佑紀(最高裁判事) 大坪弘道:渡真利調書 加納駿亮 吉永検事総長 接見禁止は苦痛 贈収賄事件:同じ裁判官が別々に裁く~不公平 甲山事件時の主任検事(後検事長):逢坂貞夫、検事補…

映画館再開の喜び

コロナ対策の一環で映画館も上映自粛が続いていましたが、やっと先週末から再開が始まり、早速3作品を鑑賞。私が頻繁に行くのが飯田橋のギンレイホールと新宿武蔵野館なのですが、ギンレイホールは、おそらくはオーナー企業で、従業員の方もそこそこの人数…

給付金事務手続費の闇

国民一律10万円支給の給付金、中小企業・個人事業主に対する持続化給付金、観光・飲食・イベント産業振興に関するGO・TOキャンペーンがコロナの経済対策の目玉事業。このうち10万円の給付は自治体が支給事務を担うが、他の2件は民間への委託。その委託費が膨…

石井妙子「女帝 小池百合子」

もうすぐ都知事選が告示されるタイミングで出版された「女帝 小池百合子」。著者はノンフィクションライターの石井妙子さん。3年半の歳月をかけて取材した渾身の一作と言えよう。 小池百合子が政界に進出して以来の日本の政治状況が如何に混乱していたか、そ…

高橋ユキ「つけびの村」

フリーライターで、裁判傍聴記などを主に書いている高橋ユキ著「つけびの村」読了。2013年に発生した山口県周南市の限界集落での放火殺人事件を追ったドキュメント。 当時14人しか住人のいない集落で、5人もの人が殺された事件として世間を騒がせましたが、…

籠池泰典・赤澤竜也共著「国策不捜査『森友事件の全貌』」

森友事件の真っただ中の人物である籠池泰典氏がノンフィクションライターの赤澤竜也氏と共著した「国策不捜査『森友事件の全貌』」を読了。480Pの大作ながら、当事者が語る森友事件の真相については、非常に迫真力があり、興味深く読ませていただく。 政権が…