2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「ソニア ナチスの女スパイ」

9月22日(火)、武蔵野館にて「ソニア ナチスの女スパイ」鑑賞。第2次世界大戦中、ナチスドイツに潜入しスパイ活動を行った女優の実話に基づくドラマ。 第二次大戦中、北欧の三か国、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドは、それぞれ別々の立場で苦労し…

映画「スキャンダル」「ジュディ 虹の彼方に」

9月19日(日)、飯田橋ギンレイホールにて映画二題鑑賞。ギンレイホールもコロナ感染防止対策は徹底していて、席は必ず空けるようになっているため、観客としてはありがたいのですが、映画館にとっては満員にしたいところ。10月からは緩和するため隣に観客が…

黒木亮「法服の王国」

英国在住で日本の小説を書いている黒木亮「法服の王国」読了。上下巻、800ページの大作ながら、ここのところ、裁判所・裁判官・裁判制度などのノンフィクションを読み続けているので、内容に入り込むことができました。 本作はフィクション・ノンフィクショ…

岡口基一「裁判官は劣化しているか」

岡口裁判官は、Facebookに過激な写真や意見を載せることがあり、大手新聞にも掲載され、何かと批判があり、マイナスイメージのある方。しかし、裁判所の司法官僚支配の中、これだけ勇気あることをするというのは、ある意味すごいことです。また、決しておか…

岩瀬達哉「裁判官も人である」

岩瀬達哉さんはジャーナリストで、年金問題に詳しいようですが、その岩瀬氏が現職・OB裁判官100名以上を取材して書き上げたのが本書。OB裁判官が書いた現在の日本の裁判所・裁判官の問題を扱った書籍もありますが、ジャーナリストの観点から書いた本書も…

東野圭吾「あの頃の誰か」

東野圭吾の短編集「あの頃の誰か」読了。 この作品は、いずれも1990年代(一策のみ1989年12月)に雑誌に掲載されたものの、短編集として単行本化されなかった作品を集めたもの。あとがきで東野さんが「いずれも納得のいかない作品」というようなことを言って…

「無罪を見抜く 裁判官・木谷明の生き方」

裁判官時代に30件以上の無罪判決を行ったことで有名な木谷明氏の長時間インタビューをまとめた「無罪を見抜く 裁判官・木谷明の生き方」読了。 裁判官も検事も司法官僚と化してしまった現在の法曹界。そんな中にあって、30件以上の刑事裁判で無罪判決を出し…

東野圭吾「怪笑小説」

東野圭吾の懐の深さを改めて感じさせる9編の短編集「怪笑小説」読了。本格推理小説の名手である東野ですが、こういった軽い調子の短編を書けるのがすごいところ。我々がどこかで感じていることを題材として、これだけのエンタメができるとは。 どれも素晴ら…

映画「娘は戦場で生まれた」「ビッグ・リトル・ファーム」

9月5日(土)ギンレイホールにてドキュメンタリー映画二題、「娘は戦場で生まれた」「ビッグ・リトル・ファーム」を鑑賞。 「娘は戦場で生まれた」は、シリア内戦の中、アレッポでアサド政府軍を支援するロシア軍の攻撃を受けながらも、ジャーナリストとして…

ドキュメンタリー映画「はりぼて」

8月30日(日)渋谷のユーロスペースにてドキュメンタリー映画「はりぼて」鑑賞。 「はりぼて」の国語的な意味は、「ざるや籠に紙を貼り、漆や渋を塗ったもの」で、ここから派生して「見かけは立派だが実質が伴わないことやもの」の意味もある。この映画は後…