2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「あさがくるまえに」、「女神の見えざる手」

2月24日(土)、ギンレイホールにてフランス映画「あさがくるまえに」とアメリカ映画「女神に見えざる手」鑑賞。 前者の「あさがくるまえに」は臓器移植の話。ある日青年が交通事故に会い、脳死状態となる。臓器移植への本人の意思表示がなく、医師は両親に…

桜木紫乃「裸の華」

桜木紫乃「裸の華」読了。私の好きな女性小説家の一人で、北海道の主に釧路を舞台とした小説が多いのですが、今回の舞台は札幌はすすきの。主人公ののりかは、40歳の元ストリッパー。舞台でけがをして、小屋でストリップをできなくなったため、デビュー地の…

映画「今夜、ロマンス劇場で」

日本のファンダジー映画「今夜、ロマンス劇場で」をTOHOシネマ新宿にて鑑賞。 Yahooレヴューの高さから、大した予備知識なく鑑賞しましたが、日本映画にしてはファンタジックとしての出来は素晴らしいものでした。 映画大好き人間の青年は助監督として働くか…

奥田英朗「向田理髪店」

久しぶりの奥田英朗作品「向田理髪店」読了。 北海道の、かつては炭鉱で栄えたものの、炭鉱がなくなり、箱モノ行政や映画祭などで町を活発化しようとしたものの、すべてうまくいかず財政破たんした町といえば夕張市。この夕張をモデルにして、架空の町「苫沢…

下村敦史「闇に香る嘘」

2015年の江戸川乱歩賞受賞作、下村敦史の「闇に香る嘘」読了。 盲目の高齢者を主人公に据えて、そこに中国残留孤児問題を絡めたミステリータッチの社会派小説とでも呼べばよろしいのか? 乱歩賞を受賞したとはいえ、賛否の残る作品かもしれません。 主人公が…

映画「羊の木」

本日は新宿TOHOシネマにて日本映画「羊の木」鑑賞。 刑務所から仮釈放された人たちを自治体が身元保証人になり受け入れて、10年間は定住させるという政策を受け入れた富山県のある自治体。受入担当者となった市の職員を主人公に、過疎化に悩む地方の自治…

映画「パターソン」、「ベイビードライバー」

10日の土曜日は、ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 アメリカ映画「パターソン」は、2017年公開のキネマ旬報洋画部門第二位の作品。アメリカミズーリ州の小さな町、パターソンの市営バスの運転手の、その名もパターソンの一週間の日常を描いた、極めて平凡な…

米沢穂信「王とサーカス」

米沢穂信作「王とサーカス」読了。2001年に発生したネパールでの国王暗殺事件を背景としたサスペンス。国際的な事件ということで、その概要を調べてみると、民主的な国王ビレンドラを、その息子のディレンドラ王子が暗殺し、その王子も傷を負い、数日後死亡…

映画「ブランカとギター弾き」

日本の長谷川宏紀監督がフィリピンで撮った映画「ブランカとギター弾き」をギンレイホールで鑑賞。 先ず画面に現れるのはマニラの雑然とした貧民街のような場所。たくさんの人が小さな路地を歩いたり遊んだりしている風景。そんな中に身寄りのなさそうな少女…

太田愛「犯罪者」

脚本家太田愛さんの小説デビュー作「犯罪者」読了。上下巻合わせて900ページの大作ながら、まったく飽きさせないストーリー展開。読みやすいためにすいすいと進み、先を読むのが待ち遠しくなるため、若干の寝不足状態。 第二作目の「幻夏」から先に読みまし…

映画「祈りの幕が下りる時」

東野圭吾原作の映画「祈りの幕が下りる時」を新宿バルトナインで鑑賞。 東野作品は数多く映画化あるいはドラマ化されていますが、映画としてはこの作品は出色の出来栄えではないかと思われるほどに、よくできていました。 「新参者」の加賀恭一郎最後の推理…

太田愛「幻夏」

太田愛さんは、テレビドラマ「相棒」や「トリック」などを手掛けている脚本家を本業としていたとのこと。そんな彼女がサスペンス小説の三部作を次々に発表しています。最初が「犯罪者」。二作目が本作、そして三作目の最新作が「天井の葦」。一作目と三作目…

手術体験

昨日2月2日(金)に障害で2回目の手術を受ける。手術といっても日帰りで、時間的には30分少々。医学の進歩にはびっくりします。 どんな手術かというと、「そけいヘルニア」。平たく言ってしまえば「脱腸」の手術。私の場合は、男性器の左側が40代から…

2018年冬東北旅行記

1月26日(金)~29日(月)の4日間、大人の休日俱楽部を利用した東北旅行を妻と同行。 まず訪れたのが、山形あつみ温泉。日本海に面した海沿いの温泉は、10年近く前に訪れて以来2回目。 真冬の日本海沿岸、そして荒天にぶつかり、まさに暴風雪の天気。新…