2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月の東北旅行記

11月25日(金)~28日(月)、3泊4日の東北旅行敢行。今回の旅行は、未だかってないほど天候に恵まれ、11月末でありながらセーターやコートがいらないような陽気に恵まれました。いつも雨男を自称している私としては極めて珍しいこと。 さて、初日はちょっと早…

原田マハ「夏を喪くす」

11月25日から28日まで、三泊四日の東北旅行に行ったのですが、その間最低一冊は本を読もうと図書館で見つけたのが本作。いざ選ぶとなるとハードカバーの単行本は重いため、どうしても文庫本となり、味のある著作で、駄作の少ない原田マハさんの短編集「夏を…

伊岡瞬「奔流の海」

伊岡瞬氏の作品は3カ月ぶりとなるが、やはり読みやすさは抜群。本作「奔流の海」もまた読みやすく、2日間で読了。 本作の目次を見て「何だこれは?」と思った次第。序章、第一部、第二部、終章はいいとして、一部、二部の項目が清田千遥と津村裕二(途中から…

小泉悠「現代ロシアの軍事戦略」

小泉悠氏は、ロシアのウクライナ軍事侵攻以降、テレビの報道番組で頻繁に見るようになったが、それまでは全く名前を聞いたことのない学者。現在は東大先端科学技術研究センターの特任教授として、主に軍事・安全保障の研究をしていますが、本人によれば、子…

柚月裕子「月下のサクラ」

「朽ちないサクラ」に続く、米崎県警の森口泉を主人公とした推理小説「月下のサクラ」読了。前作では、米崎県警の刑事ではなく、広報課員だった泉だが、前回事件で親友が殺されたことを契機に、今回は刑事になる試験の合格し、駐在所勤務を経て捜査支援分析…

白石一文「道」

白石一文氏が「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞したのは11年前。もうそんなに経つのかと、感慨深い思いですが、一時期は集中的に白石作品を読んだ覚えがあります。このブログで確認してみると、最後に読んだのが2018年12月で、作品は「ここは私たちのいない…

亀井静香「永田町動物園 日本をダメにした101人」

自民党の国会議員だったが、小泉の郵政解散で離党し、その後政党を作ったり渡り歩いたりした政治家、亀井静香氏が、付き合いのあった政治家101人の人物評を週刊現代に連載したものを単行本化したエッセイ「永田町動物園 日本をダメにした101人」読了。 タイ…

亀の冬眠

7月から、妻の親族の海外転勤があり、その親族からペットの亀を預かってほしいとの依頼があり、面倒くさいと思いながらも、断り切れず預かることになりました。 我が家では、猫を何匹も飼った経験はあるのですが、爬虫類は初めて。そのグロテスクな姿かたち…

薬丸岳「神の子」

薬丸岳「神の子」 薬丸岳の上下巻、都合950ページにも及ぶ長編エンタメスリラー「神の子」読了。小説宝石に2008年1月から2014年5月にかけて連載された長編作品で、単行本にあたり大幅修正を加えた作品。これだけ長期にわたって連載される作品も少ないが、特…