2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

重松清「ツバメ記念日」

重松清「ツバメ記念日」読了。表題作ほか、全12作の短篇小説。 まず最初の「めぐりびな」で泣かされました。幼い頃に父親が亡くなり、母親一人で頑張って育ててくれた娘が、その母親を回想する物語。粗末な雛人形ながら、買ってくれた母親の苦労が伝わり、…

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」を読みました。昨年度の本屋さん大賞を受賞した話題作。 首相暗殺の容疑をかけられてしまった(警察権力によって?)青柳雅春と、彼のかつての恋人である樋口晴子の二人のストーリーを平行に進め、最後にどんな接触がある…

小泉の引退

小泉元首相があっさりと引退宣言しました。潔いと言おうか、淡白と言おうか?内心ではもう一波乱を起こしてくれるのでは?と期待していたのですが、森元首相のようなキングメーカーやご意見番的な存在は、やっぱり小泉さんには似合わないことを、本人が一番…

麻生内閣

麻生内閣が発足したようです。顔ぶれはなんと地味なこと!!! またまた問題発言壁のある鳩山邦夫を総務大臣にしたり、郵政民営化の参議院採決で反対票を投じて、その後恥をさらした中曽根弘文を外務大臣にしたり、亡き親の威光だけが便りの小渕優子を少子化…

お彼岸日和

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、正にお彼岸近くなって涼しくなりました。家族で初台まで墓参りに行き、そこから明治神宮、神宮外苑を歩きました。外苑から再び神宮方面に行くため青山通りに出て、更に表参道を通ってきましたが、秋晴れの天気のいい日…

日本を託せる人物か

福岡の6歳児殺害事件は、予想通りの結末でした。これから母親の心の闇が解明されることを期待しましょう。 自民党の総裁選、麻生太郎の圧勝で終わりました。最初から解りきった結果に対して、なんと号外が出ていました。号外を出すほどの大事件だとは思はな…

北の将軍様は今?

北の将軍様こと、北朝鮮の金正日の姿がしばらく見かけられず、その消息が話題になっています。脳梗塞だの、脳卒中だので倒れ、意識がないとかあるとか、情報が行きかっています。中にはもう死んでいると言う情報もあるようです。 北の将軍様が万が一死んだら…

福岡6歳児殺害事件

福岡で6歳の児童が殺害される事件が発生。公園で母親と二人で遊んでいましたが、母親がトイレに行っている2~3分の間に、何者かに連れ去られ、首を絞められて殺害され、母親が行ったと言うトイレで死体が発見されました。 大変不謹慎ではありますが、先週…

アメリカ発世界恐慌の前触れ?

アメリカの証券大手リーマン・ブラザースがあっという間に倒産、同じ日にメリル・リンチがバンカメに買収され、翌日にはAIGに政府資金投入と、すさまじい勢いでアメリカ金融界の再編が進んでいます。勿論発端はサブプライムローン問題。誰がこんな事態を…

深谷忠記「審判」

深谷忠記「審判」を読む。深谷忠記は初めて読む作家。なかなか面白くて、どんどん読み進められました。 8歳の少女が殺され、犯人として23歳の学生が逮捕される。捜査段階で自供したものの、裁判では無罪を主張。しかしながら、懲役15年の判決を受ける。…

「事故米」転売問題

「事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありま…

「事故米」転売問題

「事故米」といわれる工業用の米の食用への偽装転売問題が発覚し、食品偽装ここに至れり!の様相を呈しています。この問題、新聞やテレビを注意深く読んだり聞いたりしているのですが、「事故米」を何故輸入しなければならないかについての説明が全くありま…

東野圭吾「ブルータスの心臓」

東野圭吾のかなり前の作品「ブルータスの心臓」読了。ブルータスとは何ぞや?と思って読んでいると、それがロボットの愛称であることが中段以降分かります。その前には「ナオミ」も出てきます。これもまたロボットの愛称。この業界ではロボットに愛称をつけ…

これで百歳?

昨日に続いて敬老について。 朝NHKテレビを見ていると、百歳の方5名が出演していらっしゃいました。そして5名とも、とても百歳には見えないかくしゃくたる方々。いずれも現役で何かをやっている方で、介護とは無縁の方ばかり。このうち、未だに声楽の先…

敬老の日を考える

明日は敬老の日。祝日で会社が休みなのは結構なことですが、「敬老」の意味が今どうなっているのか?後期高齢者医療制度が突然世間の注目を浴び、散々批判されました。その前には「前期高齢者」がいます。70歳以上の人口が2,000万人を超え、65歳以上人口は…

映画「おくりびと」

映画「おくりびと」鑑賞。ネットの映画評でも高ランクであったため、封切初日に行って来ました。期待にたがわずなかなかの名作。「納棺師」という職業自体、単独で営むものかどうか不明ですが(葬儀屋さんがやるものと思っていました)、遺体をきれいにして…

自民党総裁選の行方

福田さんの政権放棄で、自民党の総裁選が突如としてクローズアップされ、5人も立候補したことから、俄然マスコミへの露出度が増えてきて、自民党の支持率も上がりつつあります。このまま総裁選がテレビショー的に行われ、衆議院が解散されたら、自民党の勝…

真保裕一「最愛」と今野敏「膠着」

真保裕一「最愛」は、不幸な生い立ちをした姉弟の物語。といっても姉は銃で撃たれ瀕死の重症で、医者である弟が真相を探っていく形で物語りは進む。「最愛」とは姉弟間の愛情・・・。姉弟の関係が明らかになる筋立ては、私にはあまり感心出来ませんでした。…

青森と函館の違い

JRの「大人の休日倶楽部」を話には聞いていましたが、興味もありませんでした。ところが電車の広告で12,000円乗り放題、を見て早速入会。5日の午後から7日にかけて3日間函館まで列車の旅に行ってきました。 初日はお昼に宇都宮を出発して弘前へ。桜の季…

これで懲役6年?

埼玉県三郷市で、育児放棄して2歳の子供を死なせた30歳の母親が、懲役6年の判決を言い渡されました。これだけだと、世間によくあること(よくあってはいけませんが)かもしれませんが、この母親はなんと6歳の長男に双子の兄弟の面倒を見るように言って…

何たる醜態~福田首相辞意表明

昨晩、旅先の旅館で福田首相の記者会見をテレビで見る。旅先のため、風呂に入り、一杯入っていい気持ちになり、部屋に戻ってテレビをつけると、9:30から福田首相が記者会見するとのアナウンス。この時間に急遽記者会見?ないようは99%決まっています…