2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「100歳の華麗なる冒険」「イーダ」

本日、ギンレイホールにてスウェーデン映画「100歳の華麗なる冒険」とポーランド映画「イーダ」鑑賞。 あまり期待していない映画で、期待以上に面白い映画というのは得をした気分になります。「100歳・・・」が正にそれに該当。100歳の誕生日を老人ホームで…

「苦悩する中東」とは

昨日4月25日(土)は、早稲田大学にて「苦悩する中東」と題する講演会とシンポジウムに参加。数日前の朝日新聞に開催案内が小さく載っていたので参加したのですが、10分前に行くと席はほぼ満杯。やっと前の方に席を見つけて吸われました。3名の中東問題の専…

韓国映画「マルティニークからの祈り」

韓国映画「マルティニークからの祈り」を韓国文化会館ハンマダンホールにて鑑賞。ハンマダンホールは新宿御苑にほど近い四ツ谷寄りの新宿通り沿いにある韓国文化院内にあります。毎月2本の韓国映画をネットの申し込みで鑑賞できます。 昨日観たのが表題作。…

桜木紫乃「無垢の領域」

桜木紫乃「無垢の領域」を読む。桜木さんは釧路出身ということで、北海道の道東地方を舞台にいた小説が多いのですが、この小説も釧路地方が舞台。道東の冬の寒さの雰囲気や湿原に近いということで、うっとりとした雰囲気が、その豊かな表現から想像されてき…

日本映画「滝を見に行く」

映画「滝を見に行く」を18日、土曜日、ギンレイホールにて鑑賞。 この映画には、いわゆるスター俳優、有名俳優は一切出てきません。エンディングで出演者の名前は出てきますが、知っている俳優さんは皆無の、稀有な映画でした。そんな映画でも、有名俳優がた…

日本映画「100円の恋」

安藤さくら主演の日本映画「100円の恋」を下高井戸シネマで鑑賞。 出だしの安藤さくらのだらしない姿と、女兄弟の大喧嘩から、陰鬱な映画と思いましたが、安藤さくら演じる主人公の32歳の女性が一応自立し、37歳のボクサーとの恋が始まってからは、安藤さく…

桜木紫乃「星々たち」

桜木紫乃の小説はストーリー展開が巧みで、引き込まれます。「星々たち」も巧みな展開で短編がつづられる連作。 九つの短編で構成されますが、全ての話に登場するのが「塚本千春」という女性。しかし、千春が主役となって語られる話は一つもありません。そこ…

東野圭吾「虚ろな十字架」

久しぶりに東野圭吾を読む。 「虚ろな十字架」は、プロローグで、本編ではなかなか現れない井口沙織という女性の話から始まります。最終的には事件のカギを握る女性なのですが、いかにも書き下ろし作品の真骨頂的な出だし。 この小説の主人公中原道正は、過…