行政裁判判決

2014年2月に私が住む地域で事業決定された都市計画の事業認可取消訴訟を提起し、本日その判決がありました。32名の原告と多くの支援者が4年以上にわたり訴訟対応をしてまいりましたが、残念ながら敗訴となりました。裁判の原告となること(もちろん被告になることも含め)は初めてで、行政裁判ということで、素人である私などは、ほとんど役にも立たなかったのですが、本日の判決では、裁判長が一言、「原告の訴えを棄却する」の一言で終わり。判決内容の説明はなし。これについては、行政訴訟では判決内容の説明がないと聞いていたので、ああこんなものかなんですが、あまりにもあっけなく、拍子抜け。
私は今、冤罪や警察、検察など権力の不法捜査、更には裁判所の検察言いなりの判断について、本を読んで怒りを募らせているのですが、民事ではあるものの、本日の判決は裁判所が何ら原告の主張を独自の視点では検討していることが見られない内容の判決文になっていました、4年以上にわたり裁判所は何をしてきたのかを疑わざるを得ない。
裁判官は、刑事裁判では上記したように警察・検察のいうことをあまり疑わず、その結果99%以上が有罪となるのが実態です。同じように行政裁判では行政が進める施策、今回の場合は国交省、東京都が進める計画に逆らうことには抵抗があるのは明々白々でしょう。もし原告勝訴になったら裁判長はおそらく左遷の恐怖があるのではないのかと思います。全く楽な判決を選んだなあと思わずにはいられません。
一縷の望みを持っていたのですが、全く残念な結果となりました。控訴して頑張りますが、上に行けば行くほど保守的で我が身可愛さの判決しか期待できないのか?
今日はこの辺で。