2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「白頭山大噴火」

韓国のアクション映画「白頭山大噴火」をTOHOシネマ新宿にて鑑賞。 北朝鮮と中国の国境にある白頭山は、標高2744mの火山。火山噴火の記録は16世紀~18世紀頃にあったようだが、確かな記録がないと言われる。ただし、2002年~2005年にかけて群発地震が記録さ…

中山七里「連続殺人鬼カエル男ふたたび」

中山先生の「カエル男」シリーズの続編「連続殺人鬼カエル男ふたたび」読了。前作では、埼玉県飯能市を舞台に、名前(姓)の「アイウエ」の順に殺人鬼が被害者を殺害して、飯能市をパニックにした話でしたが、今回はオから始まって、カ行に行くのではなく、…

真夏の四万温泉旅行

8月27日(金)~28日(土)の一泊二日で、夏の四万温泉旅行を挙行。関東全域が緊急事態制限にある中、「強行」と言うべきか?東京の感染者数は今週から5千人を割り込んで、頭を打ったのかという人もいるが、果たして感染率は如何か?おそらくPCR検査数が…

一ノ宮美成「自白調書の闇」

フリージャーナリストで、主に関西で活躍する一ノ宮美成著「自白調書の闇 大阪地裁所長襲撃事件「冤罪」の全記録」読了。 2004年2月16日、大阪市住吉区帝塚山で発生した大阪地裁所長おやじ狩り事件で犯人にでっち上げられた青年と未成年の冤罪の過程をドキュ…

映画「旅立つ息子へ」「サンドラの小さな家」

8月24日(火)、ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 イスラエル映画「旅立つ息子へ」は珍しいイスラエル映画。映画のエンドロールが英語ともう一言語があったのですが、それがヘブライ語だったのでしょう。 自閉スペクトラム症候群の息子を持つ父親は、その息…

小池真理子他「エロスの記憶」

当代の人気作家による「エロス」をテーマにした短編小説集「エロスの記憶」読了。 エロスに挑む作家は、小池真理子、村山由佳、桐野夏生、桜木紫乃、林真理子の女性陣と、石田衣良、勝目梓、野坂昭如、山田風太郎の男性陣。勝目梓はこうした官能小説分野のベ…

中山七里「帝都地下迷宮」

中山先生の政治政策批判をたっぷりと盛り込んだ作品「帝都地下迷宮」読了。 一見荒唐無稽のドラマ設定ですが、原子力政策や福祉政策への批判を盛り込み、舞台設定を度外視して読める小説。 主人公の区役所の公務員、小日向さんは鉄オタクの中でも超珍しい廃…

映画「パーム・スプリングス」「ラブ・セカンド・サイトはじまりは初恋のおわりから」

ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 アメリカ映画「パーム・スプリングス」は、どうでもいいような恋愛映画。現実と夢想が入り混じった中で、不思議な世界が展開>なんて格好いいような言葉で語るほどの価値がある映画ではない。時間の無駄としか言いようがな…

「旧優生保護法」による人権侵害被害者への謝罪と国賠補償を実施せよ  

2021年8月3日、神戸地裁は旧優生保護法(以下「旧法」)の下で、障碍を理由に不妊手術(以下「優生手術」)を強制的に受けた5人の国家損害賠償(以下「国賠」)訴訟の判決で、旧法を違憲(憲法13条、14条、24条違反)と指摘し、国会議員が速やかに優性条項を…

中山七里「逃亡刑事」

中山七里先生が、千葉県警の剛腕女刑事、高頭冴子を主人公にして描くアクション小説、「逃亡刑事」読了。33歳ながら警部で捜査一課の班長を務める、まさに「アマゾネス刑事」と呼ばれる冴子刑事が、警察内の不祥事を暴き、最後には県警本部長をも追い詰める…

志岐武彦「一市民が切る!!最高裁の黒い闇」

参議院議員の森ゆうこ氏が、小沢事件における検察の陰謀説を描いた「検察の罠」を前に読みましたが、それを読む限り、この事件が検察の陰謀であることがかなり詳しく書かれており、極めて信憑性が高いと思っていましたが、本作品では、実は小沢抹殺は最高裁…

中山七里「ふたたび嗤う淑女」

中山先生の悪女シリーズ二作目、「ふたたび嗤う淑女」読了。前作では主役の悪女、蒲生美知留が、ラストの裁判場面で野々宮恭子に入れ替わり、あっと驚くどんでん返しが繰り広げられ、蒲生美知留はいずこかへ消えてしまった展開でした。野々宮恭子は罪を逃れ…

映画「ヒトラーに盗られたうさぎ」「夏時間」

ギンレイホールでの映画鑑賞は、今までは土日に限られていたのですが、7月からサンデー毎日の身になったので、ウィークデーの8月3日(火)に鑑賞。 「ヒトラーに盗られたうさぎ」は、ユダヤ人絵本作家、ジュディス・カーの自伝的小説を映画化したもの。いわ…

映画「親愛なる君へ」

台湾映画「親愛なる君へ」を新宿シネマートにて鑑賞。ゲイの主人公が、今は亡きかつてのパートナーだった男性の実家に住み着き、年老いた母親と息子の面倒を見る中で、いらぬ疑いをかけられながらも、何とか息子と母親を守ろうとする姿を描く。パートナーの…

木谷明「刑事裁判のいのち」

裁判官となり、無罪判決を多数言い渡した経験のある木谷明弁護士著「刑事裁判のいのち」読了。検察が起訴した刑事事件の99.9%が有罪判決となる日本の裁判において、他の裁判官と比べて格段に有罪判決を出したことで有名な木谷明氏。そんな木谷氏の講演録や…