2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
中山七里のサイコミステリー「連続殺人鬼カエル男」読了。中山作品は本年2作目で、本作は、「このミス」で異例の2作候補作となった作品で、大賞は「さよならドビュッシュー」を獲得、しかし、本作も高い評価を得た作品とのことで、文庫化された作品。 実名…
ノンフィクションライター森功著「官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪」読了。 「官邸官僚」という言葉自体、以前は耳にしなかったが、第二次安倍内閣になってから、盛んに聞くようになった。簡単に言えば、首相側近の官僚ということなのですが、これま…
世間的には甚だ不謹慎かもしれませんが、大人の休日倶楽部を利用した東北・信州方面温泉旅行を強行。本来はGoToトラベルを利用するはずだったため、少し高級な旅館を選んだのですが、残念というか、当然というべきか、GoToは中止され宿泊補助も地域クーポン…
推理作家中山七里氏の法廷ミステリー「追憶の夜想曲」読了。御子柴弁護士シリーズの第二作で、最後の最後にどんでん返しが待っている作品。 主婦が夫殺しで逮捕され、あっさりと犯行を自供し、一審の裁判員裁判では懲役16年の実刑判決を受ける。一審の弁護士…
昨日「公文書の危機」を読み終わり、ブログ掲載しましたが、今日読了した標記著作も、大いに公文書と関係がある作品。 NHKスペシャルで2012年8月14日、50分の番組として放映された番組ですが、その番組のもととなった取材過程を本にした作品ですが、まず第一…
安倍政権になってから問題になった公文書管理は、何件あったか。主なところで、 自衛隊海外派遣日報問題 森友学園問題 加計学園問題 桜を見る会問題 検事長定年延長問題 等々。 いずれも国会で大きな問題となり、野党が追及したのですが、「記録が残っていな…
1月9日(土)、ギンレイホールにて、ブラジル映画「マイ・バッハ 不屈のピアニスト」鑑賞。 若くしてその天才ぶりを発揮してカーネギーホールなどで名演奏を繰り返してきた、ブラジル出身のピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスの伝記映画。 ピアノ…
産経新聞の警察庁担当記者を務めていた小野義雄氏が、平成11年から12年にかけて発生した警察不祥事事件で、警察が揺れに揺れて国民からの信頼を失墜させた時期を描いたノンフィクション」日本警察が潰れた日」読了。 平成11年には神奈川県警で数件の警察官の…
長い年末年始の休みも残り3日、年越しで読んだ新年初めて小説は、天童荒田「迷子のままで」 天童さんの小説は、直木賞作の「悼む人」に代表されるように、表現が適切ではないかもしれませんが、人間の良心を暗く描くような作品が目立ちます。本書も例も漏れ…