2017-01-01から1年間の記事一覧

唯川恵「手のひらの砂漠」

唯川恵の「手のひらの砂漠」読了。 夫の暴力に1年以上耐え、殺されそうなまでの暴力を受けている一瞬のすきに身一つで逃げ出して、シェルターやステップハウスを経由して農園に避難。その後も夫に追いかけられ、周りの同じような境遇の女性たちに助けられな…

映画「ワンダーウーマン」、「ひかりのたび」

昨日は、全く趣きの異なる映画二題鑑賞。 最初は現実とSFを混ぜ合わせたような、不思議な魅力を持った、派手な戦争アクション映画「ワンダーウーマン」。時は第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線。女だけのアマゾネス島に育ち、ひたすら正義と平和を希求する…

唯川恵「一瞬でいい」

久しぶりに唯川恵作品「一瞬でいい」読了。唯川作品は、相変わらず読みやすさが抜群で、かなりの長編ですが、短期間で読むことができました。ストーリーも単純で心地よく読めました。 軽井沢で出会った18歳の高校生が浅間山登山を行い、不幸にも一人が事故…

映画四題

三連休でしたが、日本列島は台風18号が縦断し、雨模様。結局映画を4本観て終わりの連休でした。 昨日の日曜日は、ギンレイホールにて「マイ・ビューティフル・ガーデン」と「未来よ こんにちは」を鑑賞。 前者の「マイビューティフルガーデン」はイギリス映…

重松清「ロング・ロング・アゴー」

久しぶりに重松清の作品「ロング・ロング・アゴー」を読む。相変わらず、青少年ものを書かせたらこの人の右に出る人はいないと再認識。青少年を主人公にした短編六篇が収録された作品。 地方都市のデパート経営者の小学生のお嬢様と友達が主人公の「いいもの…

浅田次郎「獅子吼」

久々に浅田次郎の小説を読む。「獅子吼」は表題作以下全6作の短編集。稀代のストーリーテラーの真骨頂がこの作品でも健在。 表題作「獅子吼」は、戦時中の動物園のライオンと元飼育係で、現在は兵隊になった若者の話。兵隊の食事の残飯を飼育していたライオ…

2017年9月東北旅行記

今年二回目のJR東大人の休日クラブパスを利用した東北旅行に、9月7日(木)~10日(日)まで行ってきました。毎度のことながら、3日間は妻と一緒で、最後の一拍は一人旅。田沢湖で一緒になった女性一人旅の方に話したら、笑って「現地解散ですか」と…

映画「LUCK-KEY/ラッキー」

3日の日曜日にシネマート新宿にて韓国映画「LUCK-KEY/ラッキー」鑑賞。この映画は、麻井みよこ原作を数年前に日本の内田けんじ監督が映画化し、さらに韓国で再映画化した作品。日本の作品も見て面白かったのですが、韓国版のほうがさらに数段面白い…

映画「FLU運命の36時間」、「台北ストーリー」、タレンタイム」

先週木曜日夜は、四谷三丁目にある韓国文化院で「FLU運命の36時間」を鑑賞。この文化院では、韓国映画の無料上映会がシリーズで行われており、毎回申し込んで、今回は抽選に当たりました。過去にも何回か見ていますが、逆に抽選で当たっても観に行かないこと…

朝井まかて「御松茸騒動」

久しぶりに朝井まかて作品、「御松茸騒動」読了。朝井まかてというと、直木賞受賞作「恋歌」に強い印象が強かったため、その後何冊か読んでおり、どの作品も水準以上の作品を書く女流歴史小説作家が定着しています。ただ、今回読んだ「御松茸騒動」は、紀伊…

映画「エルELLE」、「隠された時間」

週末は2本の映画鑑賞。一本は是非見たかったフランス映画「エル ELLE」。しかし、期待が大きすぎると、やはりよくありません。監督のポール・ヴァーホーヴェンは、「氷の微笑」の印象が非常に強く、また奇抜なサスペンスを見せてくれるのかと期待しすぎたか…

柚木裕子「あしたの君へ」、東野圭吾「人魚の眠る家」

最近めっきり本を読まなくなってしまった。図書館に行って物色し、借りてくるものの、読まないで返すケースが多い。年を取ったせいか、集中して読めなくなっている傾向があります。読むのは小説なのですが、最初はどの本もストーリーがわからないので、読み…

映画「ラビング 愛という名前のふたり」「ムーンライト」

アメリカ映画二題「ラビング 愛という名前のふたり」と「ムーンライト」を19日の土曜日、飯田橋ギンレイホールにて鑑賞。 いずれの映画もアメリカの黒人を扱った映画で、特に「ムーンライト」はアケデミー作品賞に輝いた作品ということで、ギンレイホール…

映画「ローサは密告された」

珍しいフィリピン映画「ローサは密告された」を渋谷のシアターイメージフォーラムで鑑賞。 マニラのスラム街と、そこを管轄する地元警察署を主な舞台に、少量の麻薬取引にかかわったとして密告され、警察に逮捕された夫婦。警察では暴力と賄賂がまかり通って…

映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」

ドキュメンタリー映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」をk’scinemaで鑑賞。「ハイドリヒを撃て」のチケットが売り切れで時間つぶしに近所の映画館の作品をチェックして、原発のごみを扱ったドキュメンタリーのこの作品を鑑賞。 トイレのないマンションとい…

映画「ハイドリヒを撃て」

映画「ハイドリヒを撃て」を武蔵野館で16日に鑑賞。朝一番の9:45からの会を目標に行ったのですが、すでに売り切れで、かつその後の二回も売り切れ。お盆とはいえ、平日でどうして?止む無く17:05からの回を予約して出直し。 作品自体に人気があるのは間違い…

夏休みの温泉旅行

今年の盆休みは、11日の山の日から20日、日曜日までの10日間の豪華版。とはいうものの直前まで計画がなくどうしようかと迷いましたが、前半に長野県の北部地域の温泉に行くことにしました。 長野県はやはり温泉の宝庫であり、行くべきところがたくさんありま…

映画四題

先週土曜日から見た映画四題の紹介。 土曜日はギンレイホールにて日本映画「シャボン玉」と「愚行録」鑑賞。いずれも地味な映画ですが評価が分かれる作品。 「シャボン玉」は、犯罪を犯した半ば不良少年が、山奥の集落の親切な人たちとの交流の中で、本来の…

映画「君の膵臓が食べたい」

昨日、日本映画「君の膵臓が食べたい」を新宿バルトナインで鑑賞。話題作だけに映画館は盛況と思いきや、初回上映のせいか、閑散としていました。 原作が200万部近く売れている同名小説で、私は未読ですが、期待して鑑賞。その期待は裏切られませんでした。 …

建替え完了、引越し

昨年の今頃から住宅展示場を訪問し、建て替え計画をスタートしたのですが、大手ハウスメーカーにするか、工務店にするかなど、いろいろと迷って決めたのが、地元杉並の工務店。第一印象というのは極めて重要で、いくつかの工務店にネットで見積依頼し、多く…

映画「忍びの国」、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」

猛暑の東京、この暑さでは図書館か映画館が最適な過ごし場所。本日は、先ずバルトナインにて「忍びの国」鑑賞。忍びといえば今も昔も「伊賀」が有名ですが、戦国時代の伊勢、伊賀を舞台に、織田信長の子息、織田信勝が伊賀を攻めて平定しようとするも、伊賀…

高校野球予選と映画「ヒトラーへの285枚の葉書」

毎年一回は観戦している東京都の夏の甲子園予選。駒澤球場での最終日でもあり、本日2試合観戦。 一試合目は私が勤務する会社が入居しているビルの隣にある上野学園VS墨田工業高校戦。 上野学園は盲目の天才ピアニスト辻伸之さんの母校でもあり、音楽学校…

映画「未来を花束にして」、「22年目の告白-私が殺人犯です-」

7月9日(日)、暑いときは映画館に限るということで、ギンレイホールにてイギリス映画「未来を花束にして」、とTOHOシネマ新宿で日本映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」を鑑賞。 「未来を花束にして」は、100年前のイギリスでの女性参政権獲得に至る当…

2017年夏東北温泉旅行

大人の休日倶楽部パスを利用した東北温泉旅行を7月1日~4日まで決行。 初日の目的地は花巻南温泉郷大沢温泉。昨年、ふるさと納税で花巻に寄付し、その返礼品として贈られた宿泊券を利用したもの。東京駅7:56発のはやぶさに乗り一ノ関下車、大船渡線で猊鼻…

映画「沈黙」

アメリカ映画で、マーチン・スコセッシが遠藤周作原作で撮った「沈黙」を本日ギンレイホールで鑑賞。 江戸時代初期、九州長崎、天草地方を舞台としたキリスト教弾圧を描いた作品。 教科書でも習った「踏み絵」で棄教を確かめる儀式さえすれば命が助かるのに…

映画「トンネル」

昨日6月3日は、新宿シネマートにて韓国映画「トンネル」鑑賞。自動車販売会社に勤める主人公が、ソウルに帰る途中のトンネルで、手抜き工事を原因とする崩落事故に遭遇し、トンネル内に閉じ込められることに。ここからは水と食料と携帯電話と懐中電灯と自…

映画「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」、「ローマ法王になる日まで」

デンマーク映画「マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて」を東京フィルムセンターで鑑賞。EUフィルムフェスティバルを開催中のフィルムセンターでの初めての鑑賞。 北欧映画は、その気候風土からか、寒々しい風景が映し出されることが多いが、この作品も舞台…

ゴルフ再開

4年間プレーしていなかったゴルフを昨年秋に再開し、先週は1週間に2度のゴルフをプレー。火曜日の多摩カントリーでのプレーは、アイアンとパットが全く振るわず108、そして金曜日は10年ぶりぐらいで100を切りました。そのゴルフ場は茨城の水海道…

映画「熱い湯を沸かすほどの愛」

日本映画「熱い湯を沸かすほどの愛」を先週の土曜日にギンレイホールで鑑賞。 ギンレイホールも、ここ数週間はあまり話題作の上映がなく、それほど混雑していなかったのですが、先週から今週にかけての2週間は、」永い言い訳」と「熱い湯を沸かすほどの愛の2…

映画「メッセージ」

アメリカのSF映画「メッセージ」を新宿東宝シネマにて鑑賞。 見ごたえのあるSF映画を久しぶりに見たような、充実した気分を味わう。 全世界、否地球の12カ所に宇宙からの異物体が突然現れ、世界中が大混乱になる。異星人とのコミュニケーションをとるた…