映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」

ドキュメンタリー映画「チャルカ~未来を紡ぐ糸車~」をk’scinemaで鑑賞。「ハイドリヒを撃て」のチケットが売り切れで時間つぶしに近所の映画館の作品をチェックして、原発のごみを扱ったドキュメンタリーのこの作品を鑑賞。
トイレのないマンションといわれる原発。ウラン燃料の再処理がままならない中、このままでは増える一方の核のゴミをどうするのか?
現在、ごみ処理の研究施設として、北海道北部の幌延町と岐阜県東濃地区にあり、地域住民はここが最終処分地になるのではないかという疑念を持ち、反原発運動を展開している模様を映し出す。特に北海道の酪農地帯である幌延町近辺は、その可能性も大きいということで、地域住民は不安を持つのは当然でしょう。
彼らの活動状況や、フィンランド、フランスの最終処分施設の取材を通して、いかに日本では最終処分地を探すのが難しいかが分かります。
もんじゅがダメ、六ケ所がダメで、これからさらに増える核のゴミをどうしていくのか?電力会社の採算だけで原発を動かしていくという現在の状況はどう見てもおかしなものです。
更に不安なのは、中国やインドなど、電力消費の拡大を原発で補う予定の国々も、同じ問題を抱えていることの恐ろしさです。そのためにも日本は率先して自然再生エネルギーへの完全移管に向かうべきと思うのですが。
今日はこの辺で。