夏休みの温泉旅行

今年の盆休みは、11日の山の日から20日、日曜日までの10日間の豪華版。とはいうものの直前まで計画がなくどうしようかと迷いましたが、前半に長野県の北部地域の温泉に行くことにしました。
長野県はやはり温泉の宝庫であり、行くべきところがたくさんありますが、今回は野沢温泉と高山温泉峡を選びました。
時間は腐るほどあるので交通費を節約して高速バスで池袋発13日の10:30分、長野行きに乗車。ピークではないといってもやはり規制や観光の車で関越道は渋滞。1時間遅れで長野駅着。当初の予定よりすべてのスケジュールが1時間以上遅れてしまいました。長野からは飯山線で飯山。飯山からバスで25分ほどで野沢温泉着。長野県生まれながら野沢温泉は初めての訪問。バスが近づくと野沢温泉の集落が見えてきました。斜面にぎっしり旅館や民宿が建ち並ぶ独特の雰囲気。すでに18;00近くになっていましたので、すぐに旅館「いまでや」へチェックイン。
食事はすでにできているということでしたが、その前に外湯めぐりへ。温泉街には13の外湯があり、全て無料で入れるという嬉しさ。早速大湯、麻釜の湯ほか2つのお湯につかりました。野沢温泉のお湯は熱いと聞いてはいましたが、大湯の熱いこと熱いこと。ほかの3つも熱いお風呂で、ただ一瞬浸かるだけで体が熱くなりました。民宿に帰って食事をした後再び、民宿の隣にある十王の湯ほかに入り、初日は6つのお湯を制覇。翌日も6時に起きて外湯めぐりし、真湯をのぞく12湯+民宿のお風呂につかりました。帰り際に温泉街を歩きましたが、野沢温泉の民家のほとんどが建物が旅館や民宿を営んでいる感じの温泉の街。まさの村自体が「野沢温泉村」というだけありました。
バスで野沢温泉を11:10品出発し、飯山へ。飯山から偶然見つけた信州中野行ばすで信州中野へ。小型バスながら女性運転手でしたが、飯山で私一人が乗車し、その後終点まで私の貸し切り状態。車社会でマイカーが普及しているためなのか、もともとお客さんの少ない路線なのか、貸切ありがとうございました。
中野から長野電鉄の電車にのり須坂へ。中野にしろ須坂にしろ、初めて来る町。いずれも駅前は静かな、あるいは寂しい感じ。地方都市はどこもこんなものではありますが。
須坂からバスで本日の目的地、高山温泉郷へ。バスは山田温泉までで、そこから4キロほど先に行ったところが、宿泊する松川渓谷温泉「滝の湯」。ここは食事のない湯治専用。あらかじめ飯山で夕食、朝食を用意してきたため、リュックも重く4キロの道は汗だく。それでも数年前に行った裏磐梯米沢八湯の滑川温泉に行った時ほどはきつくなく助かりました。
滝の湯の直前には「雷滝」という名瀑があり、これを見学。名前の通りすごい勢いで流れ落ちる滝で、滝の裏側からも観れるすごい滝でした。
滝の湯に到着して、先ずは信越最大といわれる大きさの野天風呂へ。混浴でバスタオルを巻いた女性も何人かはいっていました。このお湯は長湯にはもってこいの暑さで、1時間弱使っていい汗をかきました。
更に宿泊者用の檜風呂もあり、こちらもいいお風呂。宿泊者も少なく、独り占めでお風呂に入って、その後は買ってきた食材でビールを飲み、いい気持で眠り込みました。
翌日は7時から野天風呂につかり、朝食を食べて宿をさようなら。湯治専用ではありますが、ウォシュレットのトイレまであり、快適に過ごせました。
山田温泉まで坂を下って、渓谷沿いの遊歩道に行ったのですが、遊歩道ではなくかなりの登山道。渓流沿いとはいいながら渓流はほとんど見えない高いところを歩くため、写真を撮るようなところもなし。目算が狂いました。
山田温泉に戻り、公共浴場で一休み。ここのお風呂がまた素晴らしく、特に洗い場の蛇口の代わりに国政コックのようなものがあり、それを引くとお湯が出てくる仕組みになっており、素晴らしいの一言。
バスで須坂に戻り、須坂の蔵の街を散策。なかなか風情のある街並みで、かつて絹織物工業で栄えた須坂の町の面影を感じました。
須坂から長野まで長野電鉄に乗り、長野から小諸まではしなの鉄道、そして再び高速バスに乗り帰宅しました。帰りも渋滞が激しく1時間半ほどの遅れでしたが、何の事故もなく一人旅が終了しました。
今日はこの辺で。