2017年夏東北温泉旅行

大人の休日倶楽部パスを利用した東北温泉旅行を7月1日~4日まで決行。
初日の目的地は花巻南温泉郷大沢温泉。昨年、ふるさと納税で花巻に寄付し、その返礼品として贈られた宿泊券を利用したもの。東京駅7:56発のはやぶさに乗り一ノ関下車、大船渡線猊鼻渓へ。前回は舟下りを経験しているので、今回は龍泉洞という鍾乳洞見学へ。鍾乳洞を見学するのは何十年ぶりのこと。駅からかなり歩きましたが、妻も何とか文句を言わずについてきました。土曜日ながら見学者は少し前に来た高齢3人組と私たちだけ。約500mの見学コースを興味深く歩きました。観光スポットとしては子供向きか。夏休みには子供連れが多いのでしょう。
猊鼻渓船着き場近くの売店でお団子を昼食に一休みし、再び電車で一ノ関に戻り新幹線で新花巻へ。新花巻から送迎バスで大沢温泉山水閣到着。
信じられないことですが、かつては大沢温泉まで電車が通っていたとのこと。よく鉄道を引いたものです。大沢温泉は、一般のお客さん用の「山水閣」と湯治客用の「菊水館」、「湯治屋」からなり、菊水館や湯治屋も結構混んでいました。
大沢温泉の売りはやはり温泉。解放感抜群の混浴露天風呂「大沢の湯」は、混浴とはいいながら女性では入るのが難しいロケーション。大沢の湯の対岸にある「南部の湯」は男女別の小ぶりお風呂。薬師の湯は岩風呂風の室内湯。私が一番気に入ったのは「豊沢の湯」。半露天で川の流れをゆっくり眺めながらの入浴。そして山水閣にある「山水の湯」は上品な屋内と小さな露店があるお風呂。到着してすぐに5つのお風呂を制覇して食事。食事は可もなし不可もなし。その後もお風呂三昧で過ごして翌日の目的地、田沢湖へ。
大沢温泉から送迎バスで在来線の花巻駅まで行き、宮沢賢治ゆかりのイギリス海岸へ。妻が行きたいというので行きましたが、北上川の何でもない川岸。増水しているため岩が隠れて本来の姿が見れませんでした。それでも、「森の家」と称するボランティア運営の観光案内所のような家があり、長居をして駅までの道を大急ぎで帰りました。何とか列車の時間に間に合い、在来線で盛岡に行き、盛岡から秋田新幹線で角館へ。角館も妻のリクエスト。駅前で自転車を借りみちのくの小京都の風情を味わい、再び角館から新幹線で田沢湖へ。田沢湖駅からホテルの送迎車で田沢湖温泉郷の「駒ヶ岳グランドホテル」へ。こちらの温泉は、大きなホテルで、団体客がかなり入っていました。お風呂も普通、食事も普通。秘湯好きの私には不向きな温泉。
翌日は雨模様の天候のため、田沢湖一周は中止し、妻は田沢湖駅から東京へ帰宅、私は最後の目的地である湯沢の大湯温泉阿部旅館へ。こちらは、日本秘湯を守る会のスランプの招待券を利用したもの。
時間があったので田沢湖から秋田まで行き、秋田で30分ほど時間をつぶして、大曲経由湯沢着。湯沢からはバスで1時間ほど奥に入った奥小安峡温泉と言われる大湯温泉阿部旅館。本当の一軒宿です。
雨の中、一度小安温泉で途中下車して小安峡の観光名所、不動の滝と大噴湯を見学。大噴湯は落石があり近くに近寄れず残念。不動の滝も大雨ですごい濁流。びっしょりになった体を公共浴場でさっぱりして、阿部旅館へ。今回の3軒ではやはり一番素晴らしい温泉。風呂よし、食事よし。ただ一つ残念だったのが、この温泉の名物、川の湯が大水で入れなかったこと。夕食は皆瀬牛のステーキも味わうことができ、最高の温泉旅館でした。
翌日は温泉に浸かりすぎて疲れたこともあり、まっすぐ最短コースで帰宅しました。
今日はこの辺で。