映画「エルELLE」、「隠された時間」

週末は2本の映画鑑賞。一本は是非見たかったフランス映画「エル ELLE」。しかし、期待が大きすぎると、やはりよくありません。監督のポール・ヴァーホーヴェンは、「氷の微笑」の印象が非常に強く、また奇抜なサスペンスを見せてくれるのかと期待しすぎたかもしれません。確かにサスペンス映画としてはまずまずなのでしょうが、主人公を演じるイザベル・ユベールがあまりにもかわいそう。
彼女は1953年生まれといいますから、今年64歳にもなりますが、露出度の大きい、きわめてきわどい非常に大胆な演技をしています。しかし、一部ではフランスの宝とも言われているような年配の女優にあそこまで演技させるのがいいものかどうか?私には疑問符が付きました。
それにしても、息子の恋人が出産して、その子の肌が黒くても、自分の子と思っている?息子のバカさ加減が、それこそ異常でした。
もう一本は、韓国映画「隠された時間」。最近は特に品質の高い韓国映画ですが、この作品もyahooレビューで4点以上だったので見ましたが、これも期待が大きすぎたせいか、不完全燃焼。
タイムスリップの要素を取り入れた、一種のSFですが、あまりにも突拍子がありすぎて、現実味にかけ(SFなのでしょうがないか)、私にはあまり感動を与えませんでした。
最後の場面で、主人公二人が船で出会うシーンは現実なのか、幻想なのか?これは観客に判断をゆだねたのでしょうか。
今日はこの辺で。