映画「沈黙」

アメリカ映画で、マーチン・スコセッシ遠藤周作原作で撮った「沈黙」を本日ギンレイホールで鑑賞。
江戸時代初期、九州長崎、天草地方を舞台としたキリスト教弾圧を描いた作品。
教科書でも習った「踏み絵」で棄教を確かめる儀式さえすれば命が助かるのに、それをせずに何千人もの人が殺されていった物語を重く重く描きます。
ヨーロッパから派遣された宣教師たちが布教に努めた歴史とともに、時の江戸幕府キリスト教を激しく弾圧した歴史がアメリカ人の巨匠監督が描くという点にも驚きましたが、スコッセッシ監督らしい長編でもあり、かなりお尻が痛くなりました。
主人公の宣教師は、日本人の信者を助けるために踏み絵をし、棄教するのですが、日本の土壌(映画では沼地」には、命を懸けてまで守るべき神様は存在しないことは事実であり、それは今も昔も変わってはいないのではないかと思った次第。
今日はこの辺で。