2017年9月東北旅行記

今年二回目のJR東大人の休日クラブパスを利用した東北旅行に、9月7日(木)~10日(日)まで行ってきました。毎度のことながら、3日間は妻と一緒で、最後の一拍は一人旅。田沢湖で一緒になった女性一人旅の方に話したら、笑って「現地解散ですか」と言われました。私は特に拒否しているわけではありませんが、妻は猫が心配で2日間が限度、という事情によります。
初日は奥入瀬渓流の観光を目的に、7:36東京発のはやぶさ号で七戸十和田へ。そこから渓流の始点となる焼山までシャトルバスで向かいました。このシャトルバスは片道500円ということで格安。七戸十和田駅利用者を増やそうという思惑でやっているようですが、乗客は10人ほど。主流派八戸か新青森からのようですが、こちらは金額が倍以上で、かつ乗車時間も倍近く。また、観光バスが駅前で待っていたので、ツアー客やレンタカーの旅行者が多いようです。
約50分の乗車で焼山着。事前にホテルに頼んでいたので、荷物を預けて、JR東北バスに乗りかえ、奥入瀬渓流の馬門岩停留所で降車。ここからいよいよ憧れだった奥入瀬渓流の散策開始。私も妻も初めての訪問で、散策道を上流の十和田湖に向かい歩き出しました。天気は曇り空でしたが、なんとか雨は降らなそう。渓流沿いを写真を撮りながら気持ちよく歩きました。これだけ川面と散策路が接近した渓流は少なく、また登りではありますが、傾斜も少なく、歩いていてもまったく疲れを感じさせません。片道14kmで、実際に歩いたのは半分の7kmほどでしたが、元気をもらいました。2時間の散策で十和田湖の子ノ口に到着。ここで雨に降られましたが、合羽を着ることもなく、散策終了。子ノ口から休屋までバスに乗り、休屋で若干散策して、再びバスで焼山まで。観光シーズンから外れているので、観光客も少なく、自然を満喫しました。
宿は焼山から少し離れた「森のホテル」。こちらも清潔感と食事の良さ、従業員の方のサービスなど、申し分のない宿泊でした。ただし、お風呂は若干月並みの感。
翌日は、焼山から七戸十和田駅に前日と同じシャトルバスで向かい、盛岡経由男鹿半島へ。途中盛岡で2時間の余裕があったので、盛岡城跡公園まで散策。公園で焼山で勝ったちまきを昼食代わりに食べたのですが、このちまきが150円/個ながら絶品のおいしさ。安いながらも美味い昼食でした。
盛岡から秋田新幹線に乗り、秋田経由男鹿線の終点、男鹿駅まで。男鹿半島の北にある男鹿温泉郷の旅館を物色したのですが、どこもいっぱいで予約できなかったため、南側にある「浜彩」という旅館で妥協。しかしながら、この旅館の料理が最高でした。さすが海の真ん前、海の幸オンパレードで幸せ気分。無料の観光サービスでゴジラ岩なども見学でき、男鹿半島まで来たかいがありました。
男鹿駅前は、かつては賑わっていたようですが、今は閑散として、駅前のホテルも営業しているのか同かもわからないような姿。警察署やハローワークまであり、大きな病院もあるのですが、企業の撤退で町はすたれたようです。どこも同じような町の歴史を感じました。
翌日は、前回7月に来て見て回れなかった田沢湖を見に秋田から新幹線で田沢湖駅へ。ここから田沢湖一周の周遊バスに乗り田沢湖観光へ。途中たつこ像のある場所と神社のある場所で10分~20分の途中停車があり、短い散策。かつては玉川温泉酸性水分により魚が絶滅した湖にも、今は魚が住めるようになり、餌をやる場所ではたくさんの魚が群れを成していました。
約1時間のバス観光を終えて、妻とはここでお別れ。私は3泊目の温泉、東兵衛温泉からまつ荘へ。からまつ荘は、大曲から奥羽本線の秋田行きに乗り羽後境下車。ここで旅館の送迎車に乗せてもらい旅館着。
まったくのノーマークの温泉でしたが、これがまた期待外れのいい温泉。3つの露天風呂に、窯湯までついていました。窯湯は源泉のお湯で小さいドーム型のお釜の中をお湯の熱気で温める蒸気バス的な発想。サウナほど暑くもなく、心地よい汗が噴き出ました。
温泉もさることながら、食事もなかなかのもの。前2泊とは料金的にかなり安いのですが、内容はかなりのもの。期待をしていなかっただけに、うれしい誤算となりました。
翌日は9時に送迎車で羽後境駅へ出発。このまま帰宅するのでは早すぎるので、大宮経由北陸新幹線上越妙高、乗り継いで高田まで足を伸ばしました。時間があるわけではないので、高田城跡を見学し、駅前で上杉謙信ゆかりの馬上盃セットを食して帰宅の途に就きました。
今日はこの辺で。