山梨塩山「裂石温泉」

久方ぶりで妻とふたりで温泉旅行。日本秘湯を守る会では最も東京から近いのではないかと思われる山梨県塩山の「裂石温泉」に行くことに。
8月30日(金)に京王線で出発。高尾で中央線に乗り換えて塩山まで約2時間の電車での移動。丁度塩山到着が12時過ぎだったので駅前で昼食。どこの地方都市もそうですが、駅前は閑散としたもの。それでも飲食店が5~6軒あって多い方かもしれません。
手打ちそばののぼり旗につられて蕎麦屋へ。お客さんは誰もいませんでした。
ここでざるそばを食べ終わると、店のおかみさんが大粒のぶどうをサービスしてくれました。甘いぶどうを食べて、山梨県に来たんだなあと実感。
駅前からバスに乗って目的の裂石温泉雲峰荘へ。駅から北方向へただひたすら登りの道をバスは走ります。途中で中学生が大量に乗り込んできて、バスが満杯になるものの、途中で次第に降りていって、終点の大菩薩登山口に到着した時は数名のみ。乗車時間は約30分で、旅館はバス停から歩いて5分ほどのところ、渓流に沿った一軒宿の温泉。いかにも人うという雰囲気を醸し出していました。旅館到着はまだ2時前でしたがチェックインして、近くの雲峰時を散策。古い石の階段を約200段登ってやっと雲峰寺本堂に到着。宝物殿で武田家ののぼり旗を見る。拝観料300円はちょっと高いような気がしましたが。
雲峰寺からさらに登って、金毘羅宮も見学。周辺の散策も含めて1.5時間ばかり散策して旅館へ。
早速自慢の露天風呂へ。旅館の主人が自家製で作ったという露天風呂は2段式になっていて、上は大きな一枚岩を屋根にしたユニークな洞窟風、下は開放感あふれる露天。お湯の温度もちょうどよくて、一時間近く過ごしました。露天風呂を出て内風呂もついでに行ってみると、これまた大きなスペースに大きな浴槽が二つ。一つは源泉26度の冷たいお湯。体を洗い最後は源泉をゆっくり浸かって体をほぐしました。
食事はかなりバラエティーに富んでおり、ビール一本とおかずでお腹いっぱい。
翌日も露天風呂と内風呂に浸かり、オプションの大菩薩方面へのドライブを堪能し、旅館を後にしました。
バスで塩山駅の戻り、そこからタクシーで恵林寺へ。武田信玄菩提寺だけあって見事なお寺。広い境内と見事な建造物、そして見事な庭園。一見の価値ありの寺院でした。ついでに近くの放光寺も見学し、タクシーで駅に戻り、駅前の食堂で馬もつ煮を肴にビールを飲んで帰路に着きました。
普段は一人旅ですが、今回は妻とふたりでの旅。妻は楽しかったと喜んでいましたが本当のところはどうなのか?勿論私は楽しかったと妻に伝えましたが。
今日はこの辺で。