映画「真夏の方程式」、「さよなら渓谷」

週末に2本映画鑑賞。
まず土曜日は新宿バルトで「真夏の方程式」鑑賞。東野圭吾の原作は不覚にもまだ読んでおらず、予備知識なく鑑賞。前作「容疑者Xの献身」にもなんとなく近いような人間関係を描いたドラマで、なかなかいい作品でした。Xでもそうでしたが、真実を暴くことに何の意味があるのか、誰を幸せにするのかと悩む湯川博士。確かに真犯人を上げても法的にはスッキリするのでしょうが、現実の生活の中では誰も得しない、むしろ不幸にすることになってしまうことのジレンマに悩む湯川は前作と同様。そんなストーリーに、途中から涙がとまらず苦労しました。
日曜日の今日は、新宿武蔵野館で「さよなら渓谷」鑑賞。金曜日の朝日新聞の映画評に載っていて、真木よう子主演ということもあり、早速参上。朝一番の回にもかかわらずほぼ満員。東京では2館しか上映していない作品ということですが、なぜこうした作品がもっとたくさんの映画館で上映されないのか?残念です。
物語は悲惨な過去を持つ男と女の、深い絆を描いた作品、と一言で言ってしまえば簡単ですが、主役ふたりの演技と相まって、奥行きの深い作品になっています。原作は「悪人」の吉田修一
東野圭吾吉田修一、当代きっての人気作家の作品の映画化ですが、これをうまく映像化したふたりの監督の手腕にも敬服しました。
今日はこの辺で。