映画「共喰い」

本日、田中慎弥氏の芥川賞受賞作の映画化作品「共喰い」鑑賞。小説は読んでおらず、芥川賞受賞時に、石原慎太郎をコケ落としたということに好感を抱いていた作家ですが、ひきこもり的な生活を送る作家という情報だけしかないままの映画鑑賞。
映画ははっきり言って私の好みではない作品。父親の性癖に嫌悪を覚えるものの、その性癖を受け継いでしまっている?息子の苦悩を描いているのかどうかも分からず、唯一田中裕子の倦怠感のある母親役が演技的には素晴らしい作品としか言えない内容。映画的にはまだ「苦役列車」の方がわかりやすい作品でした。それにしても、こんな作品を書く田中慎也という作家にどんな未来があるのか?今後の小説に期待しましょう。
今日はこの辺で。