原田マハ「キネマの神様」

原田マハ作の小説「キネマの神様」読了。かつての会社の映画好きの先輩からぜひ読んでみろとの電話があり、早速図書館で借りる。
アラフォー世代の女主人公が一流会社を辞めて、ひょんなことから映画雑誌の会社に再就職して巻き起こる騒動を描きます。この小説に出てくる「テアトル銀幕」という映画館がありますが、これは正しく私も年会員になっている飯田橋の「ギンレイホール」。年間パスポートを10,500円で買えば1年間映画見放題。2本立てで2週間上映するので、年間約50本の映画が上映されます。映画の質はyahooレビューでいえば概ね3.5以上の作品で、まず駄作はありません。全部見たとすれば1本あたりの単価は200円程度。極めてお得なシステムです。従って土日に行くと、かなりのお客さんが入っています。私は今年の1月に初めて会員になりましたが、今のところ見なかったのは3本だけ。ロードショーで見た作品を再鑑賞するものも含め、ギンレイホールで30本以上鑑賞しています。映画館が儲かっているか否かは若tりませんが、いい映画を低料金で提供してくれるこのシステムには感謝感激です。
そんなギンレイホールを応援するような映画好きの人たちが、熱く映画を語る「キネマの神様」は好きにははたまらない小説でありました。
この小説で史上最高の作品に選ばれたのは、「ニューシネマパラダイス」だったのですが、私はまだこの作品を映画館で見ていません。テレビかパソコンで見ただけ。おそらく映画館で見たら、涙涙の作品かと思います。なんとか映画館で見たいものです。
今日はこの辺で。