映画「モラトリアムタマ子」

前田敦子主演のモラトリアムタマ子」鑑賞。大学を出たものの、就職もせず家でゴロゴロする23歳のタマ子を主人公に、何の事件も起きない日常を淡々と描いた映画。家庭的に違っているのは、両親が離婚し、父親がスポーツ用品店を営んでいて、かつ、その父親がマメで寛容なところ。食事は作ってくれるし、掃除はしてくれる。タマ子がすることといえば、せいぜい買い物ぐらい。ただし、贅沢三昧ではないこと。父親がタマ子にかなり高額な時計を買ってきた場面で、「いくらしたの、返してきて」という場面があり、憎めない性格が見て取れる。
父親に再婚話が持ち上がった場面でも、盛んに心配するところはなんともいじらしい。
まさに淡々とした映画でありますが、味のある映画でもありました。
今日はこの辺で。