映画三題

14日、15日にかけて映画三本を鑑賞。
14日は障害者のセックスについて描いた「セッションズ」。なかなか重いテーマを軽いタッチで感動的に描いた作品。6歳のお気にポリオを患い、全身が不随となった主人公の男性ですが、頭と生殖器の機能は正常で、女性に対して愛情を持つのも自然な流れ。そんな男性にセックスセラピストとしてセックスの実践を教えること(セッション)を職業とする女性との交流を描く。
セラピストを演じるのがヘレン・ハントという女優。題材のせいもあり、大胆なヌードを披露していますが、個人的にはあそこまで脱がなくてもよいのではないかとの感想。
15日はスペイン映画の「ブランカニエベス」とアメリカ映画「ゼロ・グラビティ」。いずれもすごい作品。
ブランカニエベス」は白黒の無声映画。白黒はともかく、無声映画がこんなにもすごい感動を与えるものかと感心しきり。ブランカニエベスとは白雪姫のスペイン語。意地悪な義母にいじめられる白雪姫が、やがて有名な闘牛士であった父親の血を受け継ぎ、立派な女闘牛士になるものの、義母の陰謀で最後は亡くなってしまう悲しい結末。ハッピーエンドを期待したものの、残念でした。
最後の「ゼロ・グラビティ」は3D鑑賞。アメリカ映画はさすがに考えることがすごい。宇宙船の船外で作業していたサンドラ・ブロックジョージ・クルーニーが、飛来する人工衛星の破片の被害にあって宇宙をさまよってしまう。そんな状況の中で必死に生き延びようとする二人の行動、最後は一人になりますが、息もつかせないサスペンスアクションが繰り広げられます。その内容には大満足。
ただし、3Dは確かに画面の立体感がすごいのですが、サングラスが暗いためどうしても画面が暗くなり、映像に移る地球の美しさが半減。これは何とかしてもらいたいものです。
そんなわけで、土日は名画を三本満喫しました。
今日はこの辺で。