2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
米澤さんの飛びっきり楽しい連作短編推理小説「本と鍵の季節」読了。高校2年生の二人の図書委員、堀川次郎と松倉詩門が、鋭い観察力と勘で、五つの問題に見事な推理力を発揮する展開。 913:二人の主人公は高校の図書委員会に所属し、放課後に図書室で図…
辻村さんの作品にもまずはずれがないのですが、本作「島はぼくらと」も、人口3,000人ほどの小さな瀬戸内海の島を舞台、朱里、衣花、新、源樹の4人の高校生と彼等の周りにいる徒たちとの濃密な人間関係をがいている青春ドラマ 4人の高校生は、毎日フェリーで…
辻村深月の才能の奥深さはどこまであるのか。彼女の作品には先ずはずれがないことに驚くが、そのエンタメ性は、これまた驚くばかり。そんな辻村の「ハケンアニメ」読了。 ハケンとあるので“派遣”だと思ったが、実は「覇権」アニメ。1クール12回のアニメの各…
多作作家、中山七里先生の最新刊?に近い作品「こちら空港警察」読了。相変わらず読みやすく、軽いタッチの為、2日間で読み終えましたが、この作品も続編ができるかもしれない予感がします。 成田空港の防犯や事件解決に従事する千葉県警成田空港警察署は総…
旅行中に読もうと思って持参した、気鋭のミステリー作家6人によるミステリー集「Jミステリー2022」読了。旅行中はなかなか列車の中で読み進めず、帰宅してやっと読み上げた作品集。 東野圭吾「リノベの女」:高級マンションを買った40代女性から、室内の改装…
青山美智子さんの作品はまだ少なく、どれも人気があるので図書館に在庫が少ない状況。今回借りられたのが本屋大賞の2位にランクされた「赤と青のエスキース」 “エスキース”とは絵画の下書きというような意味。 第一章「金魚とカワセミ」 メルボルンに交換留…
大人の休日倶楽部パスを利用した4泊5日の観光旅行に行ってまいりました。今回は初めて宿泊する旅館ばかりで、アクセスがいい場所ばかり。いずれも新幹線や特急列車の駅からの送迎付きの旅館(4泊目を除く)で、時間的にも余裕のある旅。 初日の9月29日は田沢…