2016-01-01から1年間の記事一覧

映画「家族はつらいよ」

山田洋二監督作品「家族はつらいよ」を鑑賞。この映画は、同監督が数年前に東京物語を作り、そのキャストと全く同じキャストで、家族の物語を描いた喜劇。 橋爪功扮する70代前半の男が妻から離婚を迫られ、その後の顛末を描いた喜劇。「男はつらいよ」風の…

映画「団地」

先週書き忘れたので、映画「団地」について。 5日の日曜日に新宿シネマカリテにて映画「団地」鑑賞。藤山直美、岸部一徳が漢方薬局を廃業し団地に住み、そこから騒動が始まります。団地というものに住んだことがないのでわかりませんが、映画のように噂話が…

映画「ロクヨン後編」

映画「ロクヨン後編」を封切初日の今日鑑賞。前後編の映画だと、前編を見るとどうしても後編が見たくなるのが心情。逆に前編を観ていない人は、後編だけ観に行く気にはなれないかもしれません。その辺は映画会社の見込みの難しいところですが、この作品は成…

タイ映画「すれ違いのダイアリー」

珍しいタイ映画「すれ違いのダイアリー」を新宿シネマカリテで鑑賞。 ほとんど日本で上映されることのないタイ映画ですが、上映されるということはかなり面白いということが推測されます。yahooレビューでも投稿数は少ないものの、4.4と高い数値でした…

映画「キングスマン」

イギリス映画「キングスマン」をギンレイホールで鑑賞。ギンレイホールは相変わらず休日は混んでいます。2週間に1回番組が代わり、二本立て。年間52本の映画が上映されます。年間パスポートが10,800円ですから、もし全作品観たとすると、一本当たりの鑑賞…

映画「ロクヨン 前編」

横山秀夫原作「ロクヨン」前編鑑賞。新宿のシネコン3館で上映しているからか、不人気なのか、席はあまり埋まっておりませんでした。レビューでもそれほどの特典がなく、もしやつまらないかと思ってみましたが、NHKドラマとは大違い。見ごたえがあり、後…

映画「パリ3区の相続人」「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」

ギンレイホールにて映画二題鑑賞。 「パリ3区の相続人」は、父親の財産であるパリのアパートメントを相続した中年男が、その相続財産を売却するためにパリを訪れ、その住居人である高齢の夫人とその娘との人間関係を描くドラマ。 「ニューヨーク眺めのいい部…

映画「スポットタイト 世紀のスクープ」

アカデミー作品賞受賞作「スポットライト」鑑賞。私が好きなレイチェル・マクアダムスが出演していることもあり、前々から見たかったのですが、やっと実現。レビューでもある通り、派手さはなく、地道に取材を重ねて真実を報道するとう地味な作品。レイチェ…

ゴールデンウィークもあとわずか

今年のゴールデンウィークは最長10日間のロング休暇。私は2日に出勤して3日、6日の分断休暇ですが、それでも大変な大連休。でもそれもあと3日。休みはあっという間に過ぎていきます。 前半の3日間は妻と田舎方面へ。最近恒例となった高峰温泉に29日バ…

映画「ミケランジェロ・プロジェクト」「孤独のすすめ」

土曜日はギンレイホールで「ミケランジェロ・プロジェクト」鑑賞。第二次大戦末期、ドイツ軍がフランスやイタリアの貴重な芸術作品を没収し、本国に持ち帰っていったようですが、それを奪還すべく、壮年の連中が戦地に赴き、活躍する話。ヒトラーは若いとき…

「民主主義ってなんだ?」リレートーク集会

本日、早稲田大学大隈講堂にて、立憲デモクラシーの会等が主催する「民主主義ってなんだ?」リレートークの集会に参加。 壇上に上がったのが上野千鶴子、長谷部泰男、中沢けい、津田大介、香山リカ、浜矩子、島田雅彦、内田聖子、落合恵子、奥田愛基という、…

映画「ルーム」

アメリカ映画「ルーム」をTOHOシネマ新宿にて鑑賞。日本でも埼玉で監禁事件が発覚したということで、タイムリーに上映された評判の映画。 前半は理不尽にも誘拐・監禁された女性と、犯人との間に生まれた男の子の小さなルームでの生活が描かれます。その生活…

辻村深月「ツナグ」

辻村深月「ツナグ」を読了。辻村作品は初めて。 生者と死者をそれぞれ一回だけ会わせることができる使者=ツナグ役割を持つ青年、歩美。彼が間を取り持つ様々な死者と生者の物語が綴られます。親と子、親友、アイドルとファンなど。そこにはそれぞれが抱えて…

映画「恋人たち」

日本映画「恋人たち」をギンレイホールにて鑑賞。キネマ旬報ベストワンとなった作品ながらも、yahooレビューなどを見ると、救いのない暗い映画という印象があり、見に行くかどうか迷ったのですが、いざ観てみると、これもまた眠気を催さない、拾いもの…

翔田寛「真犯人」

最近、読書量が減っており、焦っている次第。どの作品もとっつきが悪く、頭に入らないのが原因。余も安い本を選んでいるのですが、頭の老化が相当進んでいる模様。 翔田寛「真犯人」は読みやすく何とか読了できました。 昭和49年におきた5歳児の誘拐殺人事…

映画「母よ」、「ロブスター」

昨日は新宿シネマカリテにて「イタリア映画「母よ」鑑賞。中年ながらかなり美人の主演女優、マルゲリータ・ブイが女流映画監督として現場で苦労し、一方では愛する母親の介護で病院に通う日々をつづりますが、主題がいまひとつピンときませんでした。年老い…

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

先週の日曜日に地元下高井戸シネマにて「黄金のアデーレ 名画の帰還」鑑賞。 大体映画を観ていると眠気が襲ってきてしまうのですが、面白い映画というのは眠気も襲ってこないもの。この映画はそんな貴重な作品の一つ。 ナチスがオーストリアを併合する直前あ…

映画「杉原千畝」

日本映画「杉原千畝」を地元下高井戸シネマで鑑賞。下高井戸シネマは、1スクリーンですが、1日に違った4本の映画を上映するという変った映画館。100席程度の小さな映画館ですが、そんな工夫を凝らして、結構お客さんが入っています。 杉原千畝は戦前の…

ドキュメンタリー映画「光のノスタルジア」「セバスチャン・サルガド、地球へのラブレター」

本日はギンレイホーにて、ごきゅめんたり―映画二題鑑賞。 「光のノスタルジア」は、チリのアタカマ砂漠を舞台にした文明と人間のドキュメンタリー。アタカマ砂漠は、年間を通して雨がほとんど降らず、乾燥していることから空気が澄み切っていて、天体観測に…

原田マハ「楽園のキャンパス」「モダン」

原田マハの美術系小説「楽園のキャンパス」と「モダン」読了。 「楽園のキャンパス」は、アンリ・ルソー作品を巡るアメリカ人キュレーターと日本人女性研究家が、スイスの収集家に呼ばれ、作品の真贋を判定する過程を描く。 美術にはまったく興味も関心もな…

映画「サウルの息子」

ハンガリーの監督によるホロコースト映画「サウルの息子」をシネマカリテにて鑑賞。 ホロコーストの映画は繰り返し繰り返し作られ、私もいくつか見てきましたが、今日観た作品は一味違った作品。ユダヤ人の強制収容所の中で、ユダヤ人自身もドイツ軍の手先と…

映画「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」

アメリカ映画「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」を新宿シネマカリテにて鑑賞。 アメリカ社会の抱える大きな問題、世界一の格差社会、貧困問題。映画の副題にあるように、1%の強者(富める者)が99%の弱者(貧しい者)を操って富の偏在がますます進む…

原田マハ「奇跡の人」

原田マハが、アメリカのヘレンケラーとサリバン先生の物語を日本版にして描いた「奇跡の人」読了。 安先生と目、耳、口が不自由な子供れんとの壮絶な教育過程を描き、安先生の執念とれんの隠された才能が実を結んでいく様は感動的であり、最後は泣けてなけて…

2016年1月温泉旅行

大人の休日倶楽部機関を利用して3泊4日で東北、長野方面に温泉旅行に行ってきました。例によって妻とは2泊、最後は一人で一泊。 最初は今話題の星野リゾートが運営する「青森屋」。早朝に東京駅発で仙台経由石巻へ。震災のあった二千十一年の6月に石巻に…

嫌韓デモ遭遇

昨日10日、東京フィルムセンターに大映映画「大菩薩峠」を見に行きましたが、第二部ということではありますが、作品としては何を訴えているのか全く分からず。市川雷蔵の机竜之介だけがりりしく観えたのみ。 里中介山の原作は、30年間書き続けられ、世界最長…

映画「ひつじ村の兄弟」「ブリッジ・オブ・スパイ」

本日は先ず武蔵野館で「ひつじ村の兄弟」鑑賞。舞台は氷の国アイスランドの牧羊農家中心の農村地帯。牧羊を営む初老の兄弟は40年間も口を聴いたことのないほどに仲が悪い間柄。そんな村で羊の病気が発生し、全頭殺処分しなければならないことに。兄は酒にお…

年末年始休暇も終了

29日から始まった年末年始の休暇も明日で終了。遠出は一切せずに近場で過ごしました。 29日は午前中大掃除の残りを片付け、午後は武蔵野館で「独裁者と小さな孫」鑑賞。 イランのモフセン・マフマルバフ監督が、独裁国家の崩壊により逃亡する独裁大統領とそ…