映画「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」

アメリカ映画「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」を新宿シネマカリテにて鑑賞。
アメリカ社会の抱える大きな問題、世界一の格差社会、貧困問題。映画の副題にあるように、1%の強者(富める者)が99%の弱者(貧しい者)を操って富の偏在がますます進むアメリカ社会の様相を、住宅ローン問題を絡めて描く。来年のアメリカ大統領選挙の候補者選びが佳境に入りつつありますが、強者側の立つ共和党の不動産王、トランプ候補を彷彿とさせるような成功者が現れ、荒い手段を使って住宅ローンを払えない人を強引に追い出そうとする場面から始まる。主人公はその追い出される側の人間で、実際に追い出されることになるが、不動産会社の社長の片腕となり、今度は追い出す側に立ち、強者となる。しかし、そこにあるのは本当の幸せではなかった・・・・。
人間関係や家族関係にこそ本当の人間の生活の大切さがあり、お金万能ではないことを最後には見せてくれるところに、救われる映画でした。
今日はこの辺で。