映画「ミケランジェロ・プロジェクト」「孤独のすすめ」

土曜日はギンレイホールで「ミケランジェロ・プロジェクト」鑑賞。第二次大戦末期、ドイツ軍がフランスやイタリアの貴重な芸術作品を没収し、本国に持ち帰っていったようですが、それを奪還すべく、壮年の連中が戦地に赴き、活躍する話。ヒトラーは若いときは画学生ということで、芸術には造詣が深かったようで、壮大な美術館の計画を作っていたのですが、敗戦により、どさくさに紛れてたくさんの芸術作品が焼かれたりして、大きな文化的な損失が発生したのでしょうが、それを少しでも回復すべく、実話に基づいて映画化した作品。期待が大きかった分、出来はいまいち。
本日は新宿シネマカリテにて「孤独のすすめ」鑑賞。大変珍しいオランダ映画。オランダののどかな風景の中をバスが走っていて、乗客は初老の男性一人だけ。彼は妻を亡くして一人で田舎で規則正しい生活をしているのですが、そこに記憶がない中年男性が現れ、同居することに。男二人の不可思議な生活が始まるのですが、ユーモアと奥に隠された悲しみが次第に浮かび上がってきます。
「孤独のすすめ」という邦題は苦心の作なのでしょうが、孤独なのは彼だけではなく、記憶を亡くした男と、隣人の男も同じ。私の頭では理解しがたい奥深さがある映画なのでしょう。
今日はこの辺で。