2016年1月温泉旅行

大人の休日倶楽部機関を利用して3泊4日で東北、長野方面に温泉旅行に行ってきました。例によって妻とは2泊、最後は一人で一泊。
最初は今話題の星野リゾートが運営する「青森屋」。早朝に東京駅発で仙台経由石巻へ。震災のあった二千十一年の6月に石巻に行って以来5年ぶりの訪問。妻に震災の破壊状況などを見せたかったのですが、すでに復興がかなり進んでいました。5年前に行ったときは、仙石線も不通で、駅周辺の商店街は泥水の清掃中という状況でしたが、今はさすがにきれいになっていました。ただ、街中にプレハブの商店街もあり、これからの復興が正念場か。
とんぼ返りで仙台に帰り、青森屋のある三沢へ。八戸で下車して青い森鉄道三沢駅へ。目的の青森屋は駅からも徒歩圏内。かつては小牧温泉であったものを、星野リゾートが人気の温泉によみがえらせました。きれいな部屋、一大歓楽街を思わせる1階のスペース、外国人の多さ、夜のエンターテインメント。さすがは星野リゾート、至れり尽くせりです。但し、秘湯をこよなく愛する私には不向き。特に夜の食事もバイキングということで、落ち着きませんでした。
翌日は何と新幹線を一挙に南下し、更に大宮で乗り換えて、長野経由松本へ。妻が松本に行きたいということで強行日程を組みました。しかし、新幹線が通るところは時間距離が短く、比較的移動は楽。9時ちょっとすぎに青森屋を出て、2時半には松本に到着。さっそく松本城へ。松本城は何度見てもその美しさは格別。国宝だけではもったいなく、是非世界遺産にしてほしいもの。
松本城脇のバス停からバスに乗り浅間温泉和泉荘へ。大正ロマンが売りの旅館ですが、対象は感じさせない近代的な旅館でした。当日は団体客が入っていましたが、それほどうるさいこともなく、ゆっくり過ごせました。やはり食事は部屋食又は食堂スペースで採るのが一番。和泉荘は個室の食事処があり気兼ねなくおいしい食事を頂きました。青森屋も和泉荘もお風呂が一ヵ所(露天付き)しかないのが残念、それでもそれぞれ5回以上はお風呂に入って体を癒しました。
翌日は長野で妻と別れ私は大宮経由鳴子温泉へ。移動距離が何桐になるのか?とにかくフリーパスの特典を最大限利用した旅。目的地は駅から徒歩10分弱のすがわら旅館。今回の旅行では最も古びた旅館で私の好み。部屋にはトイレはないのが難点ですが、部屋食で料理も仙台牛のステーキ付き。最終日の夜はビールもすいすい入っていきました。この旅館の売りは露天風呂付大浴場と4つの貸切風呂。貸切風呂は空いていれば予約なくても入れる仕組み。4カ所とも私が行ったときは空いておりすべて満喫。ただし、この寒さのため露天風呂には長く入ることができず残念でした。
今回の旅行はフリーパスのほか、ふるさと創生予算から出ている旅行券をネットでゲットし、宿泊費の約半分を只にしてもらった旅。こうした制度はまだ案外知られておらず、すがわら旅館のお風呂で一緒になった方にも教え、喜ばれました。是非これからも続けていただきたい制度。
今回は日本秘湯を守る会の温泉旅館には宿泊なし。次回6月は秘湯に行きたいと思います。
今日はこの辺で。