映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」

先週の日曜日に地元下高井戸シネマにて「黄金のアデーレ 名画の帰還」鑑賞。
大体映画を観ていると眠気が襲ってきてしまうのですが、面白い映画というのは眠気も襲ってこないもの。この映画はそんな貴重な作品の一つ。
ナチスオーストリアを併合する直前あたりのウィーン。裕福なユダヤ人実業家の家族が収集した絵画等を没収され、アメリカに何とか逃れた者、悲運にも収容所送りとなった者など、厳しい状況の中、没収された絵画の中にクリムト作「黄金のアデーレ」という名画が戦後ウィーンの美術館に展示されていたものの、ナチスによって強制的に没収されていたことを理由に、アメリカに逃れた一族の女性が絵画を取り戻すために奮闘。親族の弁護士の青年とともに、オーストリア政府を相手に取り戻しの裁判を提起。数々の困難を乗り越えて、取り戻しに成功するという実話を基にした作品。
老齢な女性をヘレン・ミレンが演じ、若き弁護士との確執も乗り越えながらの成功物語は痛快でありました。
今日はこの辺で。