映画「恋人たち」

日本映画「恋人たち」をギンレイホールにて鑑賞。キネマ旬報ベストワンとなった作品ながらも、yahooレビューなどを見ると、救いのない暗い映画という印象があり、見に行くかどうか迷ったのですが、いざ観てみると、これもまた眠気を催さない、拾いものの映画でした。
3年前に通り魔に若い妻を殺されて絶望の淵にいる青年、夫と姑との暮らしにうんざりしている中年の女、そしてゲイのエリート弁護士の3人を主人公に、オムニバス的に進行するドラマ。なぜ眠気を感じなかったのか、それは先が読めない展開がある映画だからでしょう。
この映画にはスター俳優はだれ一人として出てきません。主役級の3人は全くの無名。こうした地味な映画でも飽きさせずに最後まで観客を留め置く力は監督の力か。
今日はこの辺で。