昨日10日、東京フィルムセンターに大映映画「大菩薩峠」を見に行きましたが、第二部ということではありますが、作品としては何を訴えているのか全く分からず。市川雷蔵の机竜之介だけがりりしく観えたのみ。
里中介山の原作は、30年間書き続けられ、世界最長の小説を目指したとのこと。最初は幕末を舞台として始められましたが、その後明治とはならず、架空の世界に入り込んだとの解説がありますが、小節もずいぶん冗長な作品になったのではないか。評価する方もいるようですが、読む気が起こる気はしません。
東京フィルムセンターは京橋にあるのですが、すぐ隣は銀座。地下鉄銀座線の京橋駅について地上に出ると何やら大きなデモの声。銀座の入り口あたりに行きますと、ヘイトスピーチ反対のプラカードを持った一団がおりました。そして彼らが待ち受けていたのが、「慰安婦問題の日韓合意粉砕」を掲げたデモ集団でした。日本国旗や旭日旗を持ち、「安倍首相退陣」などのプラカードを持った集団が長い列を作って筑地方面からやってきました。彼らが接近した時には小さなこばぜりあいも見受けられました。おそらく在特会関係の集団ではないかと思われますが、見かけはほとんど普通の人たち。主婦のような人もいました。なぜゆえにそこまで嫌韓なのか?見苦しい光景としか見えません。歴史認識問題を早期に解決して、新しい日韓関係を早く築こうとする、安倍首相にしては極めてまともな政策(もちろん本音では安倍も慰安婦問題はないと思っているのでしょうが)が実行されようとしているのですが、彼らのような人たちがいるのが残念です。
今日はこの辺で。