2009-01-01から1年間の記事一覧

鳩山内閣への期待

戦後初めての選挙による政権交代。いよいよ鳩山内閣がスタートしました。内閣の顔ぶれは、人材難の自民党よりも多彩かもしれません。菅、岡田、仙石、前原、原口・・・、確かに多彩です。そんな中で最大の目玉は長妻昭。年金問題を徹底的に追及し、結果的に…

悲しい知らせ

6月まで同じ職場でお仕えした上司の娘さんが亡くなられたとの報に接しました。その娘さんはまだ30歳で、結婚して小さなお子さんもいることを聞いていました。 その上司の方から、娘さんの重い病気のことは聞いていましたが、普段は全く悲しむ態度は見せず…

百田尚樹「永遠の0」

百田尚樹「永遠の0」読了。久しぶりに泣かされました。百田という作家の処女作と言うことですが、年齢的には私と同じ位で、放送作家としても活躍した実績があることから、全くの新人ではありませんが、これだけの作品を書き上げるとは!!!東北の列車の旅…

秋の東北旅行

JR東日本「大人の休日倶楽部」フリーパスを利用した東北旅行を先週10日(木)~12日(土)の3日間楽しみました。 初日は東京を朝早く出て、青森から憧れの五能線の旅へ。五能線は、川部から東能代までの区間を言いますが、「リゾートしらがみ号」という快…

湊かなえ「告白」

湊かなえ「告白」読了。昨年度の本屋さん大賞受賞作と言うことで、期待して読みました。 期待にたがわず面白い作品。物語はやや常識離れしていますが、神戸の少年X事件があったことを考えると、13歳の少年が起こしうる犯罪ではあります。長崎の小学生の殺人…

連城三紀彦「戻り川心中」

連城三紀彦「戻り川心中」読了。「恋文」、「白光」と読み、評判高い「戻り川心中」。表題作ほか全5編の短編集で、恋文と同じ傾向ではあります。いずれも大正から戦前にかけての物語で、懐古調な雰囲気の話。「恋文」よりも3年ほど前に発表された作品で、…

劇団民藝「鬼灯町鬼灯通り三丁目」

昨晩、劇団民藝「鬼灯町鬼灯通り三丁目」観劇。終戦間もない福岡が舞台。終戦から1年がたったある日、戦死したはずの夫が家に帰ると、そこには女房のほかに2人の女が同居。しかも女房は夫には未練がなく、他の男を待っていた・・・・。 喜劇調の舞台ながら…

連城三紀彦「白光」

連城三紀彦「白光」読了。最初からどんどん引き込まれる語り口。何となく東野圭吾の「白夜行」に似た雰囲気が漂います。 4歳のあどけない少女が何者かに殺され、その家族や親戚、知人がそれぞれに独白していくと言う展開。実際に誰が殺したのかが最後までわ…

政権選択選挙

昨日投開票の衆議院選挙、事前の予想通り、民主党の圧勝に終わりました。無責任に政権を放り出した総理が二人いたにもかかわらず、「責任力」などというキャッチフレーズで戦った自民党は笑いものの種にしかなりませんでした。民主党308議席に対して自民…

有吉佐和子「悪女について」

有吉佐和子「悪女について」読了。富小路公子という不思議な女性を、27人の関係者がここに語ると言う設定。ある人は天使のように優しい人といい、ある人はとんでもない詐欺師だと語る。富小路公子本人は死んでしまって、自分を語ることがなく、真実がどこ…

吉本のエネルギー

新宿の「ルミネ・ザ・ヨシモト」鑑賞。会場は日曜日とあって満員。立ち見も何人かいました。 前半は漫才とコントが8組ほど。後半がヨシモト新喜劇。 特に後半の新喜劇は、久しぶりに腹の底から笑わせてくれました。世の中不景気風が蔓延している中、笑いが…

衆議院選、中盤の動向

18日に公示された衆議院選。マスコミ各社の中盤の予想は民主党の圧勝。前回小泉自民党とそっくりそのままひっくり返したような民主党の優勢が伝えられています。前回自民党は「郵政」で優勢でしたが、今回は一点勝負するものがなく、小泉以後3人も変った…

連城三紀彦「恋文」

最近日記を書く頻度が低くなってしまいました。気合を入れて少し頑張らなければ。書く事はたくさんあるのですから。 連城三紀彦「恋文」は直木賞受賞作。連城の作品は、実は初めて。こんな面白い作品を書く作家がいたとは、何たる不覚でしょうか。 表題作ほ…

映画「縞模様のパジャマの少年」

変な亭主を持った奥さんは苦労すると、数日前に書きましたが、その奥さんも実は麻薬に染まっていた!!! タレント酒井法子が数日間の逃亡の末、警察に出頭しました。10歳の子供を持つ母親が何故?今後の供述を待つしかありませんが、麻薬、覚せい剤が主婦…

こまつ座公演「兄おとうと」

井上ひさし作、こまつ座公演「兄おとうと」を、新宿の紀ノ国屋サザンシアターにて観劇。人気舞台とあって満席状態。 大正期に活躍した民主主義政治学者、吉野作造と、彼の弟で、後に商工務省の次官や大臣をつとめた吉野信二を主人公に、国家とは、社会とは、…

吉田修一「悪人」

今週、2件の麻薬事件が発覚。いずれも有名女優の旦那が麻薬を所持していたと言う事件。 最大の被害者は妻と子供。一人は自称サーファーの旦那を持つ酒井法子。依然彼女と子供が行方不明とのこと。どこにいるのか?他人事ながら心配です。 もう一方は同じタ…

雫井脩介「犯罪小説家」

雫井脩介「犯罪小説家」読了。雫井作品にしては読み応えのない、冗長な作品。読むだけ損かも。 一時社会問題にもなったネットの自殺サイトを扱っていますが、何とも捉えどころのないストーリー展開。新進の推理作家が、かつて自殺サイトの運営幹部だったかも…

酷暑の高校野球

昨日、今日と、神宮球場に高校野球観戦。東京の東西地区の準々決勝戦。 昨日は若干曇り空で楽でしたが、今日は炎天下の試合。選手も大変ですが、観戦する方も暑さしのぎに苦労。9時半に球場に着くと、既に日陰の席はほとんど埋まっており、その隙間を縫って…

花火を満喫

夏の風物詩「花火」。今日は10数年ぶりかで調布の花火大会に参上。それも一人で。女房、子供は人ごみの雑踏は真っ平と、早々と辞退。仕方なく一人での参上となった次第。 間違いなく、会場は人ごみの極み。それでも会場の河原に来てみると、一人が座れる場…

西川美和の才能

西川美和監督作品「ディア・ドクター」鑑賞。 7月の異動で長距離通勤がなくなり、再び金曜映画の日が復活!!!復活第一作として選んだのは「ディアドクター」「ゆれる」以来の西川美和作品。 老人ばかりになった過疎の村で医者をしているのが鶴塀ふんする…

重松清「ステップ」

重松清「ステップ」読了・これでもか、これでもか、と言うほど書き続ける重松独自の家族の世界。今回は、1歳半の娘を残して母親が亡くなり、男で一つで小学校卒業まで娘を育てる物語。でも、母親は常に二人のそばにいて、見守っています。それに、やさしい…

高校野球の季節

夏の甲子園を目指す高校野球の地区大会が始まりました。昨年同様、今年も土日は駒沢球場に通う予定ですが、早速今日、第一回戦を観戦に行きました。 第一試合は日大桜ヶ丘-都立田園調布。6回までは6-6の接戦でしたが、7回の田園調布の守りは草野球並み…

東野圭吾「ダイイング・アイ」

久しぶりの東野作品「ダイイング・アイ」読了。7月の異動で長距離通勤がなくなり、今は電車に乗っている時間が往復でも50分弱。従って、読書量も減りそうな状況で、この作品も読むのに5日間もかかってしまいました。 その出来栄えですが、東野作品として…

フランスの暗部

「1959年当時、フランスはアルジェリアの独立阻止のための戦争を行っていた」と言う事実自体、私は知りませんでしたが、今日はその戦争の悲惨な状況を描いた「戦場」と言う映画を鑑賞。 この戦争の存在自体、1999年までフランスは認めていなかったと…

真山仁「ハゲタカ」

真山仁の「ハゲタカ上下」、「ハゲタカ蕎絏次廚料苅敢?瀕察NHKのドラマと現在上映中の映画を観てからの小説。ドラマとはセッティングがかなり違いますが、ハゲタカ=鷲津の冴え渡る経営判断はお見事。 小説に出てくる企業はすべて架空ではありますが、こ…

南東北の温泉

大人の休日倶楽部パスを利用して東北の温泉旅行へ。 先ず金曜日は午後から休暇をもらいあつみ温泉へ。新潟から特急で1時間半ほどの海沿いの町。温泉街は海岸沿いから2kmほど川を遡ったところにあります。元気よく歩いて温泉街へ。現れた温泉街は風情があ…

ナチスのホロコースト

この週末、ナチスのホロコーストに関わる演劇と映画を鑑賞。昨日土曜日は劇団民芸による「言葉」の観劇、今日日曜日は映画「愛を読む人」観賞。 「言葉」は、ホロコーストをナチス幹部として現場で指揮し、戦後アルゼンチンに逃亡したアイヒマンを捕らえたイ…

自民党のどたばた

郵便会社社長人事をめぐる鳩山総務大臣のパフォーマンス。最終的には大臣の更迭で決着しました。 「パフォーマンス」と書きましたが、本人の言を借りれば「正義」とのこと。本当に???? 私には鳩山弟が正義の人とは到底思えません。彼はどうしてあそこま…

最強の牝馬世代

昨日は久しぶりに東京競馬場へ競馬観戦に。「安田記念」は昔から縁起のいい競争。縁起とは、馬券が当たるということですが。 出走馬のうち有力馬は言うまでもなくウォッカとディープスカイという両ダービー馬。 前走のビクトリアマイルを圧勝したウォッカが…

体操競技見学

映画の帰り、久しぶりに新宿から明治神宮、渋谷までウォーキング。途中代々木体育館で体操のNHK杯が開催されており入場。男子は6種目、女子は4種目で競技が行われていました。 体操と言えば内村航平選手。参加していました。 何しろ男女10種目が同時…