秋の東北旅行

JR東日本「大人の休日倶楽部」フリーパスを利用した東北旅行を先週10日(木)~12日(土)の3日間楽しみました。
初日は東京を朝早く出て、青森から憧れの五能線の旅へ。五能線は、川部から東能代までの区間を言いますが、「リゾートしらがみ号」という快速列車が走っており、車窓の景色を楽しませてくれます。
川部から鯵ヶ沢までは内陸部を走り、色づいたりんご畑を見せてくれます。りんご農家の人たちが一生懸命農作業をしていました。
鯵ヶ沢からはいよいよ日本海の絶景を見せてくれます。千畳敷や深浦の岩場に打ち寄せる荒々しい波が、旅人を楽しませます。午前中は雨模様で心配しましたが、午後は風は強いものの、視界は良好で、五能線の列車の旅を満喫できました。これだけ海岸線を長い距離走る列車も少ないでしょう。その意味で、JR東日本の貴重な観光資源ではないでしょうか。
初日の宿泊先は十二湖駅そばの海岸沿いの旅館「森田荘」。旅館のそばにはガンガラ穴や賽の河原という場所があり、早速行ってきました。そして、全く期待していなかった日本海の夕日を拝むことが出来ました。これだけでも来た甲斐があったというもの。夜は潮騒を聞きながら深い眠りにつきました。
翌日は十二湖の最大の観光資源「青池」へ。確かに透明な水と青い色に見せられます。どうして青いのか?は学者が研究してもいまだに謎とのこと。自然の神秘は計り知れません。
十二湖から五能線の続きの旅へ。海岸線の美しさは昨日以上。自然の造形美のすばらしさを実感しました。
二日目の目的地は、秋田「泥湯温泉」。湯沢駅からバスで1時間ほどかかる秘境中の秘境温泉。到着するとすぐ、強い硫黄のにおいがします。山の地肌からは噴煙が立ち上り、お湯が湧き出ています。泊まる宿は「奥山旅館」。結構たくさんのお客さんが来ていました。温泉は混浴の岩風呂や大きな露天風呂などたくさんあります。勿論全部入りましたが、泥湯と言うだけあって、みんな白く濁っていました。
3日目は湯沢から横手に出て昼食。横手の焼きそばが有名と言うことを聞き、駅前のホテルで賞味。確かに上品で美味しい焼きそばでした。
横手から北上線ほっとゆだ駅で途中下車。駅に温泉があると言うので有名。早速お風呂へ。残念ながら露天風呂はありませんが、最後の温泉を満喫しました。
ほっとゆだから北上を経由して仙台へ。仙台はさすがに賑やか。青森、秋田、盛岡、山形、福島と、駅前を見てきましたが、やっぱり仙台は別格。東京に帰ってきたような錯覚を覚えました。
仙台でビールを飲んで帰宅の途に。はやて号で東京まで1.5時間ほど。新幹線の速さと、ローカル線ののんびりさをつくづく感じた3日間の東北旅行でした。
今日はこの辺で。